今日という一日。 2004-10-29 - へびあし。


_ 今日という一日。 2004-10-29

寒い。

嘘のように寒い。

あんまり寒いので、朝から洗濯を二回もしてしまう。

手がかじかむ。

ラジオで「明日から天気が崩れるので、今日の晴れを大事にしてください」というので、慌てて毛布を干す。

でも、大事にって何?

先日借りたDVDを返しに行く。

リクルート、24、ラブストーリーとCD(つじあやの)。

よく分からん、選択。

つじあやのは、あの、ちょっとアニメ声っぽい感じが好きだ。

あの、とてもバランスの良い家庭で、とてもバランスよく育ったように感じる声。

聴いていて、幸福になる。

しかも、カバーアルバムなので、何だか懐かしくもあって、とてもよかった。

こういう好きな曲に巡り合った時のくすぐったい幸福感を大事にしようと思う。

レンタルを返却し、その足で買い物に行く。

東京ではどこででも、西武の「優勝応援感謝セール」が垂れ流されているが、「本当に応援に感謝しているのか?」といささか、疑問視してしまう価格設定。割と日常的に利用している店では、「これっていつもと同じじゃん」と感じてしまう主婦な私。

しかも、ずっと感じていた野菜の価格高騰。今日の日経にも書いてあったが、2分の1サイズとかで切り売りして、高騰のイメージを払拭とあったが、本当に払拭されているのか?

やせ細ったキュウリが一本100円とか、4分の1サイズの白菜が158円とか、なすが一本100円とか。

どこの天皇に献上した野菜なのでしょう?と家庭内でも話題になる。

本当に家計を圧迫して困ります。もっとも、実家が農家なので、農家の方も意地悪でやっているわけではないと十分にわかっているのですが。

帰りにフラフラと本屋により、NHKラジオ講座のテキストとよしもとばななのエッセイを購入。

よしもとばななは、本当にエネルギッシュで、暖かく、強くしなやかな感じがして、とても好きだ。

作品もいつも同じではなく、新しいものをどんどんと作っていく。

江國香織も好きなのだけれど、時々、あの世界観にぐったりする事がある。

同じ匂いをまとった主人公たち。

甘いものが胃にもたれるように、精神にもたれる。

心の状態によって、受け入れる本は異なるが、そういった事はさておき、よしもと作品の主人公が同じ匂いがしないところが好きだ。

そして、いつも同じ匂いじゃないので、全ての作品をいつも同じ方向性では好きだと感じないところとかもいいと思っている。

もっとも、完全に全作品がこれにあてはまるわけではないけれど。

そういう惹かれ方は恋愛と同じで、自分の心の欠けている部分だったりするのかもしれない。

無いから、焦がれてしまうもの。でも、いつかきっと手に入れたいと思っているもの。

柔軟さとか、視野の広さとか、バランスだとか、自分に対する信用と愛情、周囲への感謝の深さとかそういったものだ。

無職なのに散財はしまいと誓うのに、帰ってからもアマゾンで本を頼んでしまう。

私は馬鹿か?

ビジネス書と池波正太郎。

感想は読んでから。

外れたら、泣く。

でも、本当に散財は駄目だけれど、これだけ会う人間の数が減っている以上、それを補うには時間を有効に使って、本を読むべきだと思うし、そこで得た知識を今度人に会った時にどういう風に自分なりに使いこなせているかを冷静に判断出来るように訓練するのがいいと思っている。

勉強ってそんなものじゃないかしら?

ただ、資格を証明する肩書きのために知識をかき集めるものではなくて。

もちろん、社会人学校にいたので、資格全否定ではないのだけれど。

晩御飯の後は、黙々と作業。

昨日のお返しに、トップページのイメージを作ってもらう。

つーか、いつも何も言わなくてもしてくれる。

感謝。

新しい、へびあしになるぞ!(笑)