不自由でも不幸ではない。 2001-10-03 - へびあし。


_ 不自由でも不幸ではない。 2001-10-03

ある、障害者のお言葉です。

今日は「手話講座」の日。

前回・今回・次回までの三回は、講義でございます。

三週間も手話で話さないと、忘れてしまいそうだ・・・。

別のところで、もうひとつ、手話講座を受けてるんで、話す機会はゼロではないんですけどね。

さて、タイトルです。

重みのある言葉で、今日の講義の内容とかぶるところがあったので、思い出してしまった。

こういったことに参加するようになって、いつも思う。

「ボランティアって、何だろう?」

「バリアフリーって、何だろう?」

ある人は、障害者とハイキングに行った、という私の話を聞いて、こう言った。

「そういう人を見ると、五体満足に生まれてよかったって思うよね」

ある人は、ボランティアを「共に歩く」と障害者は言う、と言いながら、こう言った。

「でも、健常者が合わせているんだけどね」

ある人は、バリアフリーについて、こう言った。

「そんなものは、夢物語よ」

誰にも、何の悪意もないのだ。

ただ、多くの人が、知る機会が少なすぎるのだ、と思う。

思わぬところで、不自由がある。

宅配の不在者通知に電話番号しか載ってない、とか。

育児をしていても、赤ん坊の泣き声は聞こえない、とか。

どうしていると思います?

知れば、知るほど、いつも思う。

「ボランティアって、何だろう?」

「バリアフリーって、何だろう?」

決して、不幸ではないのだ。

でも、不自由である事実は否めない。

「助ける」というのも、違うように思えてならない。

気持ちがまとまらない。

近いうちに、何らかの形にしようと思う。

それも、このHPを作ろうと思ったひとつのきっかけだから。