2007年6月 - へびあし。


_ 暮らし。 2007-06-29

昔の日記を読んでいるととても不思議だ。

働いている自分も不思議だし、会社の愚痴も不思議。

思い出が遠過ぎて、まったく他人の出来事のようだ。

その時はその時が一番つらいと思っているが、喉元を過ぎればそうでもないものだろう。

実際、娘が出来て、ごろりと生活が変わった今では、勤め人だった時の辛さなんて、日記をいくら読んでも思い出せないほどだ。

その時は本当に辛かったのに。

ということは、今は慣れない育児で何だかすごく大変なような気がしているが、これが数年経てば、「今に比べれば」と思うようになるという事だろうか。

ということは、ずっと私は「今が辛い」という事から解放されないという事だろうか。

うーん、それはつまらん。

今は、娘は宇宙人で、動物で、そして壊れ物で、まだまだ預かりもののような気がしてならない。

だから、傷付けないように、壊さないように、そーっとそーっと扱っていて、とっても気疲れする。

それは、私がまだ母親になりきれていないという事だろう。

母親になったら、彼女との毎日をもっと楽しめるだろうか。

そう祈り、そう願い、

今は全力でぶつかって暮らしていくしかないのだ。