2003年4月 - へびあし。


_ 桜の下 2003-04-01

帰宅したら、ハムが小さくなって、丸まって、硬くなっていました。

朝は、いつもと同じように見えました。

センチになったり、後悔したりはしたくはないけど、それでも心のどこかで絶対に「納得」したりしても「嘘だ」と言い切る自分もいる。

「納得」など、出来るわけはない。

だって「いた」事実は消せなくて、「いなくなった」事実を痛感するようになる。

だから「納得」なんて、出来ない。

いつ「いなくなって」もいいようになんて、考えて一緒にいたんじゃ、もっと惨め。

「後悔」なんて、しない方がいい。

でも「未練」は「後悔」と酷似していて、今の私にはどっちでもいいのだ。

君がいなくなって、「いないのと同じ」と「いない」ことが違うということを改めて思い知っている。

私は、なんて子どもなんだろう。

桜の下に埋めました。

早く腐って土になって、生まれ変わりますように。

_ 2003-04-13

夢を見た。

飛び起きた。

とても罪深い夢だった。

私はまだ懲りないのかと、情けなくて涙も出た。

それでも罪の甘さは心に残る。

甘く、切ない痛みに酔いそうになる。

_ お休みだったけど♪ 2003-04-14

気を遣ってね、出勤しました。

だって、休むとうちの部署、一人体制になっちゃうし。

でも、私は一社員で、本当はそんなこと考える立場じゃないと思う。

今までの上司はいい方ばかりだって、わかってはいたけれど(直属の上司には恵まれてきたほうだと思う)改めて思う。

やってない事を指摘されたり、ミスを指摘されたりって「やばっ!」って思うんだけど、必要な事だったのよね。

「出来る人」は自分で自分を律することが出来るかもしれないけど、そうありたいとは思っているんだけど、現実に無理な部分がある以上、やっぱり上司って必要なんだなぁ。

それか、「負う責任」に見合った見返りが必要。

部下がいる時は、ちゃんとやってたしね~。

たぶん?

責任を負うのが上司だと思うし、そういう人は尊敬する。

責任を押し付けあうような企業は体制が疑わしいし、そういう身の処し方を身に付けたって、「清く正しく」生きていきたい私には必要のないものなのですよ。

「無責任」の無自覚は、手におえないです。

本当に。

_ 振り出しに戻る 2003-04-15

あとひとマスであがりだったのですよ。

なのに、一気にスタートに戻る、になってしまいました。

こういう時の絶望感って、どうしようもない。

逆上して、大変なことになってました。

内心。

色々な事を考えて、行ったり戻ったり。

でも所詮私の人生で、楽しんでも悲しんでも、幸せになっても不幸せになっても、私しか責任が取れないしね。

やけになってるわけじゃなくて、そう思ったりする。

むむむ。

_ どうしようかと思ったけどやっぱり休みだし。 2003-04-16

昏々と泥のように眠り、目が覚めたら10時を回っており、休日出勤を諦めました。

だって、休日だし。

洗濯して、また眠り、カーテンを洗い、サッシの掃除をしてガーデニングをして、2時間もかけてビーフシチューを作ったりしました。

近所では藤が咲いていて、とてもきれい。

言い訳と逃避と主義と主張を計りにかけて、過ごす一日。

ビーフシチューはおいしかったですよ。

だから、料理って好き。

手をかければ、裏切らないから。

_ ぷっつりと切れた記憶 2003-04-17

帰宅して、気が付いたら倒れこむようにして寝てました。

11時ごろに友達の変な電話で起きて、また眠って。

2時30分頃にまた起きて、寝ました。

すっごい、得した気分なんですよ。

たくさん眠ったような。

全然、そんな事ないんだけど。

ラジオを聞きながら寝てたので、色んな音のする夢を見ました。

今、マークスの山を読んでるんですけど、まったく頭に入ってきません。

難解。

これが眠りを誘っているのかもしれない・・・・。

_ ぶらりと長崎 2003-04-26

長崎へ行きました。

観光とかじゃなくって、昔住んでいたところをちょっと見たり。

本当は、ちょっと歩いてみたかった。

でも、あまりに変わっていて、実はすごくショックで、何だか無口になってしまった。

元々、そこにいた頃はあまりいい思い出がない。

だから、当時私は外の風景ばかり見ていた。

外をぼんやりと歩き回ったりしてばかりいた。

だがらこそ、その景色の変わりように、愕然としてしまった。

変わるのは、当たり前の事だとわかっている。

それでも、どうしてだろう、私はその事を上手く飲み込むことが出来なかった。

嫌な事を思い出す場所なのだ。

変わってしまった方が良くないか?

そう思ったりしたけれど、だからこそ、変わって欲しくなかったのかもしれない。

あの頃の私は、ここにいるのだろう。

ここのきっと違う時間に。

同じ場所に立ち、同じ風景を見ながら、「違う時間にいる私」に話し掛けたかったのかもしれない。

大丈夫だと伝える為に。

「ここ」にこれる事を伝える為に。