2004年6月 - へびあし。


_ 「今までで一番」という事について考察する 2004-06-01

私は、基本的に「今が一番」だと思っている。

過去を否定はしない。

それは、「その時点での一番」なのだと思っている。

ふとそんな事を考え始めると、「順番」ってどうなんだろうと思わずにはいられない。

全てに順位をつけられるわけではないし、順位付けしてどうするのだろうと思う。

一番になることは、とても嬉しく思ってしまう自分もいる。

それはそれで、肯定している。

でも、順位付け出来ないものも肯定している。

昔、とてもこどもだった頃に言われたことがある。

「あなたは、私の一番なのに、私はあなたの一番にしてもらえない」

彼女の一番なのは、とても嬉しいと思った。

自分が何と答えたか、私ははっきりと覚えている。

「私の一番の席には、私が座っているの」

自分が誰かの一番だったり、何かの一番だったりすると、本当に嬉しい。

そう望むことだって、ある。

そんな私の一番の席には、今でも私が座っているかは、私自身にも不明だ。

もしも、座っているならば、私はそれを誰に譲るのだろう?

譲る日が来るのだろうか?

_ やっと一息ついたので。 2004-06-02

夜、ふらりと飲みに行く。

色々あったり、色々と考えたりしていたので、憂さ晴らしも兼ねて。

つらつらと思いつくことを話してみたり、聞いてみたりする。

「会話」って大事だなーと心底思う。

話題が「何であるか」というのは、あまり問題ではないと思う。

些細なことでいい。

「伝えたいこと」があって、「伝えたい相手」が聞いてくれる事。

私の話に言葉を返してくれる事。

これによってどれだけ救われることか。

そんな事に酔う。

ついつい調子に乗って、「本当につまらないこと」を話してしまったりもして、反省するわけだが。

一緒にいるだけで。

見詰め合うだけで。

触れ合うだけで。

それだけで、分かり合う関係があるならば、それはとても素敵だ。

でも、私はそういう関係を作れないと思う。

男女の関係だけでなく、人との関係でそんなものがあるとは思えない。

あるかもしれないという事を否定はしないけど、自分では無理。

そういう事を思ったりした。

_ 貸し。 2004-06-03

大した貸しではなかったのだけれど、先生に貸しがあって(いや、私は貸しと思っていなかったわけだが)夜、食事に誘って頂く。

会社の近くのビルの29階で、日の落ちる前から飲むという贅沢。

あー、幸せ。

料理もおいしくて、話も盛り上がる。

何度もご一緒させていただいているので、ちっとも気を遣わなくていい方だとわかっているので、余計にゆっくりと楽しむ。

様々に交わされた会話の中で「女は家を守ってくれ」なんて言う男は駄目よというのがあったけれど、つい、口を挟んでしまう。

「いやー、出来れば一度でもいいから、言われてみたいですよ」なんて。

先生はとても意外そうに「そうなりたいの?」

どう考えたって、私にそういう人はいないだろうと言うのが正直なところ。

父親も私を息子だと思ってるに違いないとすら思うことがあるぐらいなのに、何で赤の他人様がそう思ってくれるだろうか?

人は言われる可能性のある言葉に憧れたりはしないものだ。

そう話すと妙に深く頷かれたりして、また複雑だったりはするわけですけれど。

あー、まぁ、いいんですけどね。

どうせ「主婦になるより」「主夫にする」可能性の高い「イメージ」の女ですから、私は。

_ 例えば。 2004-06-04

思ってもみないことがトラウマになっていることがある。

幼い時から「かわいくない」と言われて育てられてきた。

母親が言うのだから、きっと本当なんだろうと思っていた。

そこまで「かわいくない」のならば、「かわいく生きていく事」を望まなければいいのだと思った。

自分の事を自分でこなす事。

自分の責任を自分で取る事。

可能な限り、自分をコントロールする事。

これらが、私の基準だった。

だって「仕方ない」じゃない?

そういう風にしか、私は私を守っていけない。

今日、人に比べられてしまった。

多分、こう言えば、比べるだろうと思っていた。

願わくば、いい意味で裏切られたかった。

でも、案の定、一瞬のうちに私は誰かと比較され、品定めをされた。

どうしても、自分を受け入れられているとは思えなくなってしまった。

悪意のない事なんて、充分過ぎるほど分かっている。

それでも、自分の中に確実に刺さってしまったトゲの扱いを、私は持て余している。

事実を受け入れられない自分を切りつけたい気持ちだった。

切り刻んで、抜き取ってしまいたい気持ちだった。

沈めてしまいたい自分。

ブクブクブク。。。。。。。。。。。。

_ 山に登ってみたり。 2004-06-05

来週には梅雨に入るので、梅雨時期に入る前に運動不足を解消しておこうと山に登ることにする。

ハイキングコースだよ、と教えてもらった場所は、最寄の駅に着くまで1時間以上。

どんな田舎だよ、そりゃ、と思いつつ、ばっちり、山登りスタイルを気取ってみたり。

連れには「おっとこ前やなー」と言われる。

喜んでいいのか、それは。

ハイキングコースだからと横着をして、リュックも背負わず、向かう。

最寄り駅「軍畑(いくさばた)駅」。

なんだろう、一瞬過ぎる不穏な予感は。

歩き出して、自分の予感が的中していたことを知る。

「これが、ハイキングコースですって?!」と言いたくなる急勾配。

大体、登山口まで30分以上、がんがん焼けているアスファルトの上を歩き続けて、それでも、やっと「入り口?」

それでも「ドナドナドナ~♪」と口ずさみながら、登ってみたり。

山頂は、あれ?ここ?って感じで、征服欲を掻き立てることがなくて、全然盛り上がりませんでした。

夜には、筋肉痛が出てて、己の若さを再認識した感じです。

_ ジョージヘ 2004-06-06

昨日の疲れを癒すべく、のんびりと過ごそうと思っていたけど、お茶が切れていたので、吉祥寺へ。

とりあえず、お茶を買い、カレーなんぞを食べて、雨の中を少しぶらぶらする。

吉祥寺は若者の方が多くて、少し歩いただけでぐったりときてしまう。

雨も降っているしね。

通り道にアジサイが咲いていた。

まだ、そういうことに気づける私。

あじさい

_ 「仕事」の定義って何でしょうね。 2004-06-07

日付が変わるぐらいまで、働く。

あー、馬車馬って感じ?

晩御飯とか食べちゃったら、日付が本当に変わってしまって、何やってんだろうなぁって疑問に思う。

根本的な問題として、仕事は全然嫌いじゃない。

「仕事」っていうものはね。

時折、今やっていることは「仕事なのか」と疑問に感じてしまうってだけで。

_ 興味。 2004-06-08

私はどこにいるのだろう、とふと思うことがある。

そんな時は大抵、卑屈になっていたり、とても落ち込んでいる時。

自分で上手に自分を認めてあげているときっといいのだけれど、なかなかそれが出来なくて、ついつい他人が基準になってしまう。

今、目の前にいるこの人は、私を認めているのか。

私に興味を持っているのか。

私を受け入れているのか。

自分に向けられている視線。

声。

相槌。

しぐさ。

ひとつひとつ、見て、私は何かを審査している。

そうしなければ、落ち着かない自分の愚かさを痛感しながら、他人を量っている。

そうする事で、零れ落ちるものの価値を見失う愚かさ。

飲み込んで、飲み込んで。

これは私の中のどこに蓄積されているのだろう。

_ 相変わらず。 2004-06-09

仕事で、また問題が起こる。

やけっぱちになって、全国的に調査すると、全国で同じことが起こっていることが発覚。

がーん。

約一年前に、私はこの問題に関連する疑問を、まさに今自分がいる位置にいる人へ投げかけていた。

違う部署から。

危機管理について。

でも、何の対処も改善もされないまま、一年が経って、今自分がその対応に追われる皮肉さよ。

正直、これに関わるのはよそうと思っていた。

仕事であっても、可能な限り避けていこうと。

それでも、そこまでその危険性を知っているから、気になり、そうして気がつけば、4月から自分の担当になっていた。

打診を受けた時に、起こる可能性のトラブルの量を考えなかったわけではない。

でも、誰かに押し付けるぐらいなら、自分でかぶってしまった方がましだと思った。

偽善的な意味ではなく、私には、何の未練もないのだ、ここに。

そして、押し付けられたものに押しつぶれてしまいそうな人を見れば、入社したての時に苦しんだ自分を思い出す。

あの時の私には、助けてくれる人がいた。

その感謝を私は、回りまわって、自分が誰かに同じことをする事で返さなければならないと思うのだ。

しかし、色々と面倒だし、誰も彼も自分が一番忙しいと思い込み、業務に当たっているので、「危険が起こる可能性」についてなど、検討してくれないし、対応してくれない。

仕方なく、権力に物を言わせて、エライ人が担ぎ上げて対応する始末。

「怒られるから」という理由でしか、仕事が出来なくなっている会社の体制の悲しさをここで思う。

サービスを提供している会社のはずなのに、そんな体制であってもいいのだろうか。

ここにいて「私は違う!」なんて声を上げていても、私はそれでいいのだろうか?

_ 忙しいんだよう。 2004-06-10

仕事でトラブルは拡大して、何だかもう、泣きたくなる。

しかも、上司がつまらん事でへそを曲げてしまって(彼の「こんな風にしようと思うけど、どう?」に対し「こうしちゃえば」とさっさと片付けてしまった。だって、忙しいんだよう><)「えーっと、みんなすまん」って感じ。

曰く、「ビジネスの面でミズキに認められてなくて、悔しい」とか。

あのねー、本当に忙しいのですよ、私。

出来るだけ、仕事は簡素化したいし、上の人に自分の仕事振りのアピールの仕方なんて考えている暇はどこにもなくて、あの、申し訳ないんですけど、自分の仕事をしてください(切実)。

出来るだけ、席にいて、自分宛の電話は自分で取って、私に振られるどうでもいい仕事なんかを代わりに受けてくれたりすると、とても嬉しいんだけど。

毒吐き過ぎ?

そういうわけで、荒れに荒れている日々。

くっそー。

怒りに任せ、定時にあがって、飲みに行く。

飲まないとやってられないっす。

本も買ってしまう。

物欲でストレスを解消してしまおうという安易な考え。

口をついて出てくるのは、仕事の事ばかり。

いいのかなぁ、それで。

本当に反省しています。

でもね、今やろうとしている事は、このチャンスを逃せばきっと出来ない事で、これをやり切れたら、私は自分の中で一区切りつくような気がする。

やり遂げたとしても、根本的な体質が変わらない限り、きっと何も残らないだろうと思ってる。

それでも、今、ここをやれば、一時はきっといい方向で動くはず。

たくさんの人達が、とにかくやり遂げようとしている大きな動きの中で、足を引っ張るであろう事項の一つを片付ける事が出来るはず。

だから、今やらなきゃいけない。

そう思っている。

血反吐を吐きそうになりながら、そう思う。

_ 警告。 2004-06-11

朝から、ちょー不愉快なメールを受け取る。

いい加減にしろ、という感じ。

でも、おかげで、いろんなことを思い切れる気分になった。

私はハムラビ法典なので、あまり本気で怒らせない方がいいと思う。

本当に。

とばっちりを受けて、笑顔でいれるほど、お人よしじゃないですよ、私は。

特に昔の嫌な思い出を彷彿とさせるような事は改めて頂きたい。

あんまり、何度も言いませんよ、こんな事。

_ 普通の土曜休日。 2004-06-12

金曜に問題が起こっていたけれど、基本的な対処はしたので、休むことにする。

朝起きて、洗濯機を二回回し、洗濯機の洗濯をし、トイレ掃除をして、部屋に掃除機をかけて、床を磨き、朝ごはんを作る。

献立は、なすの味噌汁と鮭(昨晩スーパーで安かった)。

あー、何かバリエーションがもっとあると思うんだけどね~。

しかも、朝食といいながら、昼食といってもいい時間になっていたし。

食事の片づけをして、終日PCに向かう。

気がつけば、夕方に。

夕方から、一駅歩いて、ビールとお米を買いに行く。

いい運動。

夜ご飯は、昼ご飯に食べる予定だった、焼きそば。

目玉焼きを載せて。

焼きそばって、おかずだと思っていたのだけれど、人に言わせれば、それのみでいいらしく、うち(実家)なんかパスタでもうどんでもそばでも、とにかく何を食べても(ひどい時はパンを食べても)ご飯が出てくるんだけど、そうでもないらしい。

えー、ウソォ、って感じ。

私は基本的に、夜はお米を摂取しないので、まぁいいんですが、そうなの?

世の中では、そばとかうどんの時は、お米って食べないの?

びっくりするなぁ。

世の中まだまだ知らないことが多い。

夜は、DVDで「ラストサムライ」を鑑賞。

やっぱり、首を捻る映画だ、これは。

そういうわけで、気がついたら寝てました。

_ ともすれば。 2004-06-16

思い出が体中を駆け巡り、昔の自分とすれ違う度に、とても痛みます。

体中の悲鳴を聞きながら、一日を過ごしました。

でも、それは私が選択した事です。

_ 気持ち程度のナス。 2004-06-26

ちょっとだけ、ナスが手に入ったので、買い物に行き、飲みに行く事に。

でも、家を出たのも遅かったし、何だかあんまり機嫌も良くなかったりする。

とりあえず、吉祥寺まで出て、現金を調達し、ソニプラをぶらぶらし(ここって全国いっしょだから好き)マルイで靴物色。

インスピレーションで二足買って、バタバタと飲み屋へ。

個室造りになっていて、コじゃれた感じなのに、「客に注文を書かせる」というのはかなりの謎ではあったが、味は何を食べてもおいしかった。

また行ってもよい、と思うほど。

帰りがちょっと辛いけど。

しかし最近は何を食べても、体が受け付けなくなっている。

アルコールのせいとかではなく、食べたら気分が悪くなる。

どうしようもない。

半ば這うようにして帰って、死んだように寝る。