2002年2月 - へびあし。


_ 夜明け前 2002-02-01

何もしなくても、ただそばにいるだけでいいこともある。

それだけで、流れる涙を止められることもある。

ふいに、して欲しいことをしているのだと気付く。

結局、救われているのは、私の方。

それでも言おう。

私は、あなたが好きなのだ。

だから、泣かないでほしいのだ。

そばにいるから。

会いに行くから。

自分自身を抱きしめるように、あなたの気持ちを抱きしめよう。

大丈夫、朝の来ない夜はない。

_ 創られた現実 2002-02-02

巡りあわせがあって、『劇団四季』の「ライオンキング」を観に行ってきた。

ミュージカルは、正直言って好きじゃなかった。

セリフの途中で、あの、歌ったり、踊ったりするテンションについていけない気がしていて・・・。

でも、言おう。

素晴らしかった。

「観せること」を、そして「観せることによって魅せること」を、意識し、計算された舞台だった。

例えば。

ライトアップされた青い布がゆっくりと中央部から舞台下に吸い込まれていく。

まるで、舞台下から、巨大なストローで吸い込んでいくように。

少しずつ、少しずつ、舞台の中央から青い布が消えていく。吸い込まれていく。

それは、「干上がっていく湖」なのだ。

「やられた!」という気分だ。

観せるということを最大限に生かされて構成されている、虚構の世界の時の流れが見える。

以前、学祭の小さな舞台で「不思議の国のアリス」をやったことがある。

その時に、大きくなったり、小さくなったりするアリスの様子を表すのに、大きくなった時は「小さな道具によって構成された舞台」を準備し、小さくなった時は「大きな道具によって構成された舞台」を作った。

「目の錯覚」の効果を狙ったのだ。

同じような発想の(もちろん、もっと高等で洗練された)ものが次々と現れて、視線を釘付けにする。

ライオンが走る。

でも走るのは、ライオンだけじゃない。

ライオンが駆け抜けている、草むらが走る。

(すごいのは、ここだ。「草むら」が走るのだ!)

そうすることによって、ライオンの速度が増したように感じる。

挿入された歌は、自然たちの息遣いだ。

風が吹く。

草が揺れる。

その音が、歌で表現される。

そうだ!

普段から木々たちは、あんなにも歌っていたではないか!

言葉は力を持ち、音にのり、響きあい、メロディを作る。

メロディは、目の前に現れた虚構の世界の息遣いだ。

そこに、その世界があることを感じさせる。体感させる。

言葉に、音に、これほどの力があるのかと思い知らされた。

また、博多弁を巧みに操るミーアキャットといのしし。

「えずか~(恐い)」

「ぐらぐらこくね(頭にくる)」

「戻ってきんしゃい(戻っておいで)」

「こんまーかとよ(小さいんだよ)」

などなど。

祖父母の会話を聞いているようで、懐かしくもあり、嬉しくもあり、くすぐったくもある。

笑いと驚きと感動の三時間弱でした。

本当に一見の価値ありです。

ぜひ、観れる方は足を運んでください。

私もチャンスがあれば、もう一度観に行きたいと思ってます。

本当に、贅沢な三時間でした^^

_ 梅見 2002-02-03

梅見に行ってまいりました。

祖父母の家に^^;

柿畑に、梅がいっぱいあるのです。

まだまだ、半分も咲いていませんでしたが、咲く直前のつぼみのふくらみが、「春への喜び」を抱きかかえているようで、見ていてとても嬉しくなりました。

かわいそうだったけど、いくらか枝をわけてもらいました。

帰宅して、生けて、玄関に飾りました。

え~、自分で言うのもなんですが、上手じゃないです、生けるの(笑)

それでも、どんな扱いでもきれいなものはきれいなので、いいんじゃないかなと思います。

写真は、後日アップしたいと思います。

春はもう、すぐそこです^^

_ 「秘密」 2002-02-04

わりと、察しがいい方だったりする。

それは時折、私をせつなくさせる。

「秘密」が生じる。

それは、様々な条件化で生じる。

「秘密」という結果が出るためには、「理由」という原因はもちろんある。

笑って済ませるものもある。

二度と本心から語り合えなくなったりするものもある。

気付かなければいいと思う。

「気付かない幸せ」は、きっとある。

「気付いた幸せ」と割り切れないこともある。

だから、察しがいいのは、とてもせつない。胸が痛い。

「秘密」にしようという努力を、どうしてだろう、知りたくないのに知ってしまう。

感じ取ってしまう。

覚えようなどと意識をしていない会話が、記憶の中に残っている。

ただの言葉の羅列だった、単語が、文章が、あることをきっかけに点と線をつなぐようにひとつになって「秘密」を指し示す。

知ってしまったせつなさ。

秘密を持たれようとしていた事に対する悲しみと感じなかった溝があったことを知ってしまった事実。

やるせない想いになったりします。

東野圭吾の名作「秘密」。

決して「約束」とか「告白」とかいったタイトルではありません

内容からイメージしちゃうタイトルではありますが。

「約束」も「告白」も^^;

どっちだったっけ?ともめてたら、どちらも違ったのでした(爆)

_ トラブル 2002-02-05

母が、事故に遭った。

本人はいたって、元気そうで「事故にあったの~」的メールをよこすぐらいだから、大丈夫なんだろうけど、頭を打っているらしいことと、ちょっとフラフラしているようだったので、仕事を定時であがり、実家に飛んで帰る・・・・・予定だった。

そんな時の私の相棒は、元年式の軽である。

走行距離なんてたいしたことないし、マニュアルなので燃費もいいし、何より私たちは息が合う。

ただ、ちょっとばかり歳がいっているので、実は他の車の話が打診されていた。

それでも私は、まだまだこの車に乗れると思っているのだけれど、ちょっとだけ心が揺れた。

それがわかったかのように、トラブルは起こった。

飛んで帰るためにのった高速を降り、料金所でお金を払い、窓を閉めようとして、「それ」は起こった。

私の車は、「パワーウィンド」だ。

そこから、「パワー」がなくなったら、どうなるでしょう?

それは、「窓のないドア」になる。

100歩譲って、閉まった状態で「パワー」が切れたのなら、まだいい。

「窓全開」の状態で「パワー」切れ(核爆)

いや~、寒かったっス。

幸い、向かっているのが地元だったので、思いつく限りの車関係者に電話をしました。

つかまったのは、ネッツト○タの整備工場に勤務している方。

しかも「仕事場」にいて、久しぶりにめちゃ「暇」!

「直さなくていいので、窓を閉めて~」とお願いし、閉めてもらいました。

家では、母が普通だし。

「お母さんもね、転んだ時はビックリして、思わず私の足は二本でよかったんだっけ?と 数えちゃったわ」

(三本あったら、脳外科で検査か、小学校で数を習うか、するほうがいいと思う)

大事には至らなかったようで、良かったです。

しかし、ぶつけた人は無罪放免ですからね。

母もバカです。

ちゃんと事故処理すればよかったのに。

原チャに乗ってての、左折巻き込みです。

ウィンカーなし。携帯を使用していた模様。

こういう人は厳重注意をした方がいいんだけどなぁ。

そんなこんなで、バタバタした一日になりました。

はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁー。

_ 春、体感中 2002-02-06

春の気配を感じる一日でしたね~^^

最高です!

まさに体で春を感じています。

くしゃみ。

鼻水。

鼻詰まり。

目のかゆみ。

春です。

やった~

ばんざ~い。

ブラボー。

花粉症。

発病中。

悔しいので、マスクを買いました。

赤い、油性ペンを買いました。

何をしたかは秘密です。