福岡には「親不孝通り」と呼ばれる場所がある。
何でかは知らない。
でも、確かにそりゃ~遅くまで、いろんな方が歩き回っていらっしゃる。
曰く「夜遅くに女性だけの三人ぐらいのグループで歩いたら、ほぼ必ず一度は声をかけられるであろう」場所である。
でも私はここでナンパに合ったことがない(滝汗)
別に私を見たら、気分を害すという顔はしていないと思う。
もちろん、いくら顔の見えない世界だからって「とっびきりの美女です」なんて言いやしないけど(笑)
でも、そのことに疑いを持たれてはいけないので、私が「そこ」を歩いたときは「きれいな女の子」と一緒だったことを補足しておく。
それでも、ナンパに合いませんでした。
ナンパ禁止令でも出てるのかっ!ってぐらいに。
まぁ、もう何年も前の話なんですが。
なんでこんな話になったかと言うと、今日、本屋に行ったからです。
前回、そこで「ナンパ」されました(爆)
それを思い出したので・・・。
私の特技は、変わった人に声をかけられる事です。
ですから「ヘイ!彼女、お茶しなぁ~い?」なんていう、普通(普通なのか?!)のナンパに合ったことはありません(汗)
その時もそうでした。
本屋を出た私。
後から駆け寄ってくる男性。
男「すみませ~ん。」
私「(何か落としたかな?と思いつつ)はい?」
男「このチャンスを逃したら、一生後悔すると思いまして・・・」
私「?」
男「好みの顔なんです。」
(驚愕!絶句!)
男「怪しくないです。全然。本当です。」
(っていうか、マジに怪しいよ。このセリフ。)
※姿かたちは、至って普通の方でした。推定30歳前後。
男「僕××と言います。仕事は~で、年は32です。カラオケでは、アルフィーとか歌います。」
展開についていけない、私。
男「カラオケとか行きます?行きますよね?どんなの歌います?」
私「・・・・・ナカジマミユキ・・・・」
(さぁ、ひるめっ!)
男「そうなんだ~。似合いそうだな~♪どんな曲を聴くの?」
(似合いそう?誉めているのか、それはっ!)
私「・・・・・スカ・パラ・・・・・・」
(少し、ひるむ。おそらく、スカ・パラがわからなかったと思われる)
男「好きな芸能人は?やっぱり、キムタクとか?ナガセとか?」
私「・・・・ヒノショウヘイ・・・・・・」
(かなり、ひるむ。なるほど、火野正平はわかったらしい)
男「へぇ~・・・、そこで、ご飯でも食べない?」
(なかなか、根性のある人物である)
私「もう、食べましたので!」(きっぱり)
男「え~と、友達からで、いいんだ~。」
(男、ちょっと、遠くを見る)
男「いつか、君と海岸線を走って、海を見ながら、カキ氷でも食べたいんだ~」
(なぜ、海岸線?なぜ、この季節にカキ氷?)
男「あ、もちろん、たこ焼きでもいいんだけど・・・・」
(根本的に間違っていると思う)
結局、なぜか彼のペースで、30分近く話しに付合わされ、お断りさせていただきました。
割愛したところはありますが、100%実話です。脚色なし!
どうして、普通のナンパに合わないんだろう・・・?
帰宅後、男友達にこの話をしたところ、「ナンパされたって、自慢話かと思ったら違ったな~」と腹がよじれるまで笑っていただき、「俺、本当にお前の友達でよかったな~って思うよ」と友情を確認しあい「でも、頼まれたって、俺はお前にはなりたくないね」と言われた私。
幸せになりたい・・・・(涙)