ナンパ 2001-10-06 - へびあし。


_ ナンパ 2001-10-06

福岡には「親不孝通り」と呼ばれる場所がある。

何でかは知らない。

でも、確かにそりゃ~遅くまで、いろんな方が歩き回っていらっしゃる。

曰く「夜遅くに女性だけの三人ぐらいのグループで歩いたら、ほぼ必ず一度は声をかけられるであろう」場所である。

でも私はここでナンパに合ったことがない(滝汗)

別に私を見たら、気分を害すという顔はしていないと思う。

もちろん、いくら顔の見えない世界だからって「とっびきりの美女です」なんて言いやしないけど(笑)

でも、そのことに疑いを持たれてはいけないので、私が「そこ」を歩いたときは「きれいな女の子」と一緒だったことを補足しておく。

それでも、ナンパに合いませんでした。

ナンパ禁止令でも出てるのかっ!ってぐらいに。

まぁ、もう何年も前の話なんですが。

なんでこんな話になったかと言うと、今日、本屋に行ったからです。

前回、そこで「ナンパ」されました(爆)

それを思い出したので・・・。

私の特技は、変わった人に声をかけられる事です。

ですから「ヘイ!彼女、お茶しなぁ~い?」なんていう、普通(普通なのか?!)のナンパに合ったことはありません(汗)

その時もそうでした。

本屋を出た私。

後から駆け寄ってくる男性。

男「すみませ~ん。」

私「(何か落としたかな?と思いつつ)はい?」

男「このチャンスを逃したら、一生後悔すると思いまして・・・」

私「?」

男「好みの顔なんです。」

(驚愕!絶句!)

男「怪しくないです。全然。本当です。」

(っていうか、マジに怪しいよ。このセリフ。)

※姿かたちは、至って普通の方でした。推定30歳前後。

男「僕××と言います。仕事は~で、年は32です。カラオケでは、アルフィーとか歌います。」

展開についていけない、私。

男「カラオケとか行きます?行きますよね?どんなの歌います?」

私「・・・・・ナカジマミユキ・・・・」

(さぁ、ひるめっ!)

男「そうなんだ~。似合いそうだな~♪どんな曲を聴くの?」

(似合いそう?誉めているのか、それはっ!)

私「・・・・・スカ・パラ・・・・・・」

(少し、ひるむ。おそらく、スカ・パラがわからなかったと思われる)

男「好きな芸能人は?やっぱり、キムタクとか?ナガセとか?」

私「・・・・ヒノショウヘイ・・・・・・」

(かなり、ひるむ。なるほど、火野正平はわかったらしい)

男「へぇ~・・・、そこで、ご飯でも食べない?」

(なかなか、根性のある人物である)

私「もう、食べましたので!」(きっぱり)

男「え~と、友達からで、いいんだ~。」

(男、ちょっと、遠くを見る)

男「いつか、君と海岸線を走って、海を見ながら、カキ氷でも食べたいんだ~」

(なぜ、海岸線?なぜ、この季節にカキ氷?)

男「あ、もちろん、たこ焼きでもいいんだけど・・・・」

(根本的に間違っていると思う)

結局、なぜか彼のペースで、30分近く話しに付合わされ、お断りさせていただきました。

割愛したところはありますが、100%実話です。脚色なし!

どうして、普通のナンパに合わないんだろう・・・?

帰宅後、男友達にこの話をしたところ、「ナンパされたって、自慢話かと思ったら違ったな~」と腹がよじれるまで笑っていただき、「俺、本当にお前の友達でよかったな~って思うよ」と友情を確認しあい「でも、頼まれたって、俺はお前にはなりたくないね」と言われた私。

幸せになりたい・・・・(涙)