講座の一日 2005-06-10 - へびあし。


_ 講座の一日 2005-06-10

今日は、講座を二股している日。

朝から、バタバタと家事をして、午後出掛ける。

まずは、図書館ボランティア養成講座。

お昼ごはんを食べた後という事もあって、どうしても眠たくなる時間。

今日の講師はおじいちゃん先生。ちょっと期待していたのだけど、眠い。

あまりに暇なので、ノートに落書き。

Qちゃんがよく書けていると笑ってくれたので、UPしてみた。

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らくがき

一旦家に帰り、晩御飯の準備。

今日は、手作りピザ。

なんで、こんな忙しい日にそんな献立?

とりあえず、生地とトマトソースを準備して、講座へ。

カウンセリング講座は、今日から実技。

実は、引っ越してきてからは本当に引きこもりになっていて、知らない人と話すのは苦痛に感じる時もある私としては、正直嫌だなと思わないでもなかった。

でも、始めた以上は途中で止めたくなかったので、重たい足を引きずって講座へ。

いつも講座を受けれる形に配置してあるテーブルが全部はずされていて、椅子だけが円形に配置してあって、その様子を見るだけで、思いっきり、緊張!

でも、それは私だけじゃなかったようだ。

いつもは挨拶もしないような人が目が合うとお互い困ったような顔になって「緊張しますね」と声を掛け合ったりした。

これだけでも、すでにいつもの教室と違った感じだった。

実際に始まるとその感じはさらに強くなった。

まず、ブラインドウォーク。

両手を少しだけ前に出して、目を瞑ってゆっくり会場を歩き回る。

当然、誰かとそっとぶつかる。その度に、こんばんは、と声を掛け合って挨拶するのだ。

これは、よかった。

今まで、誰と知り合うでもない、お互いちょっと警戒しあっている様な感じでもあった教室だったのに、一気に親密感が高まった。

みんな、何が始まるか不安だし、しかも目を瞑っている事もあって、誰かにちょっと触れると「目を開けていいんだ」とホッとして、それは相手も同じである事を表情で確認し、照れたように笑う。共犯者の笑み。

年齢も性別も生活環境も違う、見知らぬ人たちが一つの部屋で、目を瞑って歩き回って、挨拶しあうというのは過去の経験上少ないことだし、しかもみんな講座に来るまでの「今日はどんな講座になるんだ?」という緊張感もあって、余計に安心で親密になった。

たった、挨拶をするっていう簡単な事だけで。

これは、本当にとびっきりの魔法だった。みんなが暖かい気持ちになっていた。

過去の三回で、教室内がこんな雰囲気になった事は一度もなかったのだから、本当に驚いた。

過去に何度も初対面の子ども達と親睦を深めていく為のゲームを何度もやった。もう、効果のあると思われる事は全部やったような気分でいたのだ。でも、それは井の中の蛙だったと思い知った。

こんな魔法がまだあった。子どもの年齢という要素を省いても効果のある方法。

あー、まだまだ勉強しなくては、と心底思った。そして、それがすごく嬉しかった。

その後は、そばにいた人とペアになって、信頼度を測る。

一人が後に倒れ、相棒がそれを支える。

体重を掛けるから、信用しているかが問われる。

ここでも最初のゲームが効果を発揮したと思う。どんな風になった組み合わせも、笑い、会話して、評価しあった。

やはり、今までにない雰囲気になっていた。

そして、またペアを変わる。

次の相手とは、向かい合って座り、五分間相手に対し、好きなように話す。

話し手は、ただ、話す。ひたすらに。

聞き手は、ただ、聞く。相槌だけを打ちながら。

その後、役割をチェンジ。

お互いの話を正確に、何の注釈も脚色も省略もせず、近くにいた別のペアと一緒になり、新しいペアの二人に自分のペアを紹介する。

「他己紹介」

これは、難しかった。ただ話すのも、ただ聞くのも。

でも幸い、興味のある話をしてくれたので、かなり正確に覚えていた。というか、人の話を正確に覚えるのは得意です。

めちゃめちゃ。

そして、それぞれの相手がどこが省かれていて、追加されていたか、などを語り合う。

これも本当によかった。

人は勝手に喋れと言われると、概ね自分の興味のある分野を話すものだ。

それを人に聞かせたいと思うのは人情で、そうすると自然と熱が入る。親密度は増す。

しかも、これはまったく個人的な事だけれど、一緒になった二人の人は、私が今欲しいと思っている情報を持っている人だった。

ここ最近模索し始めた事の情報や手立てを持っていた。

そして、その事を休憩時間に話し、何らかの形で情報提供や協力が得られないかと相談した。

お二方とも気持ちよく、了承してくれた。まだ様々な事が手探りで(昨日から状況把握のために動き出したばかりだ!)何をしていいか私自身がわかっていないので、この約束がどうなるかはわからないけれど、その状況下でそういう出会いがあった事が私を励ました。自分が、今向かおうとしているものが間違っていないと思えた。

そんな興奮状態のまま、講座終了。

初めて、こういった講座に参加してよかったと思った。

夜は、QちゃんとスターウォーズのエピソードⅠ、Ⅱを借りて帰り、ピザを食べながら、Ⅰを観る。

大して凝ったストーリーではなかったけど、面白かった。Qちゃんのリアクションが。

ただ、訳が省略されすぎていて、意味が変わりすぎていて気になったりした。いいんだろうか。

久しぶりに、充実した一日になった。幸せだ。

生地から作ったピザ

ピザにコーラで、DVDを観るなんて、本当に贅沢。