好きなもの 2005-07-07 - へびあし。


_ 好きなもの 2005-07-07

ラジオドラマが好きです。

我が家にテレビがないのは、周知の事実ですが、そのせいではなく、私はラジオドラマが大好き。

もちろん、ラジオ自体が好きだという事が根底にあるとは思うのですが。

はて、ラジオってどのぐらいから聴いてるだろうと思うと、小学校6年生の時はすでにラジオ派だったと記憶している。

パートに出ている母の代わりに、4時過ぎから洗濯物を取り入れ、6時前からお米を研ぐのが私の仕事だった。

そのお米研ぎの間に聴いていたのが、ラジオ。

何かをしながら、情報が入ってくるというのが好きだった。

あと、TVでは絶対に入ってこない話、英語や英語の歌、そういうものが好きだった。

ちょっと、おねーさんになった気分になれるのがラジオだったのだ。

そして、中学に入る頃には、オールナイトニッポンを毎日聴いて、学校に毎日遅刻。

遅刻しなかった日って、多分片手で数えられると思う。最悪。

当時、長崎に住んでいて、あと一年しか長崎にいない事もわかっていたから、一年は好き勝手にしようと決めていた。

その後は、勉強の遅れを取り戻したりして、きっと遊べないと分かっていたから。

(そして、その通りになった。福岡に戻ってすぐの偏差値とか、最低の数字だった!)

だから、私のラジオの思い出はいつも自由な自分とイコールで、楽しいものばかりだ。

そして、高校生の頃からラジオドラマを聴くようになった。

最近は、流行の本ばかり使われていて面白くないけれど、当時のラジオドラマは、絶対自分が手にしないようなSF本なんかも使われたりしていて、とても面白かった。

何より、映像がないというのが魅力だった。声から想像するヒーローなんて、ちょっと素敵だと思いません?

素敵な声だと、素敵な人を思い浮かべた。

逆に、人気の声優さんなんかを使ってあると、アニメのキャラクターのイメージが浮かんでしまったりして、がっくりしたりした。

あんまり素敵な声の人は、最後の出演を聴いて、名前をメモったりしたものだ。

今週から、大好きな森博嗣の本のラジオドラマが毎日再放送されているので、ウキウキ聴いている。

本とは違うけど、それはそれでいいと思う。

ただ、主役の声が高山みなみなので、どうやって聴いても、コナンに聴こえてしまうのが、唯一の難点。

でも、Qちゃんはラジオドラマがあまり好きではない。声で混乱するのだそうだ。

だから、私がラジオドラマを楽しんでいるのをいつも不思議そうに見ている。勿体無いなー、と私は思う。

本とは別の形で想像して、楽しめるツール。楽しめないのは勿体無いと思う。

そして、ラジオドラマには私の大事な思い出がある。だから、きっと余計に好きなのだと思う。

ね。

お時間のある方には、ぜひ楽しんでみてもらいたいと思う。

今日は七夕。

出会いは人と人の間にだけあるものではない。

素敵な本、素敵な音との出会いも、やっぱり出会いだと思うので、ラジオドラマの薦めを。

あと、あなたに「会いたい人がいればいいな」と思っている。