_ 「世界の、」 2005-03-17
先日のコンサートで、本当に「本物」に触れなければ、と思っていたQちゃんと私は、早速アマゾンで小沢指揮のDVDを購入。
本日届きました!
NEUJAHRSKONZERT(NEW YEAR‘S CONCERT2002)
感想は、すごい、の一言に尽きるって感じですわ。
指揮者ってどれほどのもんよ?とか思っていたりもしたのですが、本当に謝らなければ。
指の先からね、音が聞こえてきそうになるのです。
体中から音がしているような気がする。
音楽が好きで、音楽からも愛されているのでしょう。
あの、ちょっとすれば胡散臭く見えても仕方ないような小澤征爾の姿が、あの舞台にいて音を導いているというだけで、キュートでそしてどこか色っぽく見えたりもしました。
もちろん、ウィーン・フィルもすごいのでしょう。
それは、私でも分かる。でも、指揮者もこんなにすごいと思うことがあるなんて思わなかった。
Qちゃんと聞き入っていたのですが、やがて猛烈に眠くなり、後半は後日となりましたが。
ただし、これはクラシックだから眠くなるという事ではなく、純粋に体調不良です。
午前中も今日はQちゃんの許可を得て、爆睡していたので。
本でも、音楽でも、やはり本当に努力をしていて、その身をその世界にささげている人の作り出すものは、何某かの形で人の心を揺さぶるのだな、と感じました。
はて、私にはそういうものがあるだろうか。
人の心を揺さぶるような何かが。
ずっとひとつしか大切に出来ないんだと思っていたのだけれど、この頃は「愛というものは際限のないものなのだな」と感じている私なので、これから恋をするかもしれないし(男女間の恋愛、などと狭い範囲ではなく)、何かを極めて誰かの心を揺さぶれるかもしれません。
その感覚は、結婚して変わったものですが。
一つだけいえるとするならば、すでに私はある世界にいつだってこの身を捧げる覚悟は持っているという事。
そして、今までそうしなかったのは、「両立はない」という狭い観念に囚われて生きていたので、見えないふりをしてきたという事。
家にこもって、守られて生きている毎日の中でその環境に不安を感じたり戸惑ったりはするものの、視野は狭くなっているのではなく、気持ちの穏やかさと共に緩やかに大きく広がっていっている事を感じます。
「家庭」を持てて、本当に良かった。
何かに心が触れることで、大きくなる自分の気持ちや感性を大事にしよう。
そう、思います。
・のり肉ミンチ
・厚揚げグラタン
・コロッケ
・ねぎ入り卵
・チーズ入りちくわ
・プチトマト
・鶏ミンチ入りお吸い物
by ミズキ