思い出すこと 2007-11-06 - へびあし。


_ 思い出すこと 2007-11-06

ちょっと体調を崩すといつも思い出す事がある。

中学時代の事だ。

私はあまり丈夫な人ではなく、よく風邪を引いたりしていた。

そうすると、ある日、友人が言ったのだ。

「そういうのって、自己管理が出来てないっていうのよ」

あまりにショックだったので、ずっと忘れる事が出来ない。

恥ずかしくてショックだったのだ。

どんなに格好つけて、生意気言ってても所詮は子どもなのだと言われた気がして。

それ以来、出来るだけ病気をしないように、病気をしたら極力早く治すように心がけている。

特に、風邪は。

それなのに、やっぱり風邪をひいてしまった。

市販薬を二日試したが、全く効果がなかったので、急患センターにかかった。

普通に病院に行きたかったが、すでに風邪を引いていて、やっと薬で治まり始めた娘に他の風邪をもらうんじゃないかと心配だったので、急患センターしかなかった。

二日間の薬しか出なかったが、効果はあった。

本日より、市販薬を使っている。

もう、ほとんどいいが、治りかけの油断がよくない結果になる事もある。

大人なのだから、自己管理出来なければ恥ずかしい。

一人暮らしの時などは、病気は怖かったので、どんなに仕事が立て込んでいても、病院には行った。

(ただし、すぐ見てもらえる事が条件なので、大抵はやぶだったが、市販薬よりはマシだった)

そういう生活をしてきたので、娘が産まれて自分の時間を努力しても作れない事がずっとストレスだった。

それは、前よりはマシになったが、今でも変わらない。

だからこそ、時間をだらだらと無駄に使い、病気に浸っている奴なんて大嫌いだし、許せない。

そういう時に労わって欲しいなら、そういうユルイ人と付き合うべきだ。

うちの愚弟は、よく風邪をひいては、グズグズとしているので、最近は私に怒鳴り上げられている。

子どもがいるのだ。自分が万全でなくて、どうして子どもを守る事が出来るだろうか。

自分の体が一番大事で、子どもが二の次なら、家でママにでも甘えればいい。

うちの母は、許さないが。

子どもの事を一番に出来ないなら、親である事を返上すべきだ。

ずっと、娘をどうかわいがっていいのか悩んできた。

今、ここにきて、弟の「苦労して大変だと思いながら育ててきたからかわいい」というのが理解出来る。

本気で怒ったり、時には気分で怒ったりする事もあるけれど、娘が本当にかわいい。

私が守ってやらなければ、と思う。

ここまですごく大変だった。

でも、投げ出さないでよかった。

そう、感じられる私になれてよかった。

自分に向けられていなくても「力」を見せられる事は「恐怖」だし「脅し」だ。

それが私を強くしたし、母にしたのかもしれない。

それならば、何と皮肉な事か。