関西へ 2005-03-19 - へびあし。


_ 関西へ 2005-03-19

結婚して、初めて嫁として関西入り。

昨年の一月、うちのおじいちゃん達が亡くなる一週間ほど前に亡くなったQちゃんのおじいの墓参りへ。

朝、五時に起きて、七時の電車で関西へ。

どうしてもっとゆっくり行けないんだろう。私たちの旅はいつでも追われるように始まる。

Qちゃんは前日の泡盛が効いていて、二日酔い気味。

私は前日の自棄酒(少量)が適度に体を休めたのか絶好調。

駅弁を新幹線の中でガツガツ食べ、ぐうぐう寝ました。

新神戸に来るのは、11月のイベント以来。

ダウン症フォーラムが懐かしいですよ。もう一度やりたいと思うかどうかは別として。

新神戸から三宮に移動して、再度山へ。

「ふたたびさん」ってこんな字なんですね。ビックリしました。

おじいに墓参りをして(ピンクブラウンの頭、花が舞い散るネイルアートで)、ご親戚の方々と初対面。

その間にまぁ、色々と驚く事があったり、まぁ、ごにょごにょ。。。。(自主規制)

お昼は、有名(らしい)フランス料理店へ。

超前衛的な、料理を頂きました。味は、ごにょごにょ。。。(自主規制)

お義父さんがご兄弟の間で「たあ坊」とか呼ばれていて、ちょっとショックを受けてみたりしましたが(「え、それって誰の事よ!?」と)でも、よく考えたら、うちの母も自分の弟をそんな感じの昔の愛称で呼んでいたので、親にも幼い頃があるって事よね、と思ったりしました。

そんなこんなで、コメントしにくい食事も終って、解散。

合コンで「消える」感じで(←古いっ!)、Qちゃんと脱出。ご馳走様でした。

夜は、Qちゃんのお友達に結婚披露会をしてもらうようになっていたので、一旦ホテルへ着替えに。

ホテルに向かう道のりで、ばったりその夜会う人たちに出会ったのですが、その瞬間の私たちは、無言で黙々と歩き、冷めた二人って感じをかもし出しながら歩いていたので、さぞや仲の悪そうな二人と思われたことだろうと思ってみたり。

ホテルで着替え、会場になる元町へ。

結婚にしてもそうですが、転職も全て思いつきのQちゃん(っぽく見える)なので、それに合わせて準備してくれた人たちは大変だったろうと思います。時間も内容も。

しかも「こうして欲しい!!」って要望がないだけに「どうしてやったら、喜ぶんだよ!」って思われていたに違いないと幹事をしてくれた方から電話が掛かってくる度に、傍で思ってました。

沖縄でやったものについては、私は特別なイベント性はいらないけど、みんなの顔が見え、みんなで話が出来るように配慮してくれる事を望む、とか「私にとっては一生の思い出になる場だからね」とプレッシャーをかけたりしたものですが(それもどうかと思うけど)、Qちゃんって本当に伝えるって事がうまくないからなーと思いました。

Qちゃんは、ただ、みんなで飲みたかったのです。グループ別に分かれてではなくて、自分の大事な場面場面で一緒に過ごしてきた人たちがお互いに交流を持って、自分をきっかけに話をしてくれて、色々な会話の花が咲けばいい、みんなが気持ちよく飲んでくれればいいと思っていたのです。

多分。

私は、それがちゃんと伝わっているかしら、と隣でヤキモキしていたのですが、さすが幼友達だなーと思いました。

彼が思っていた形の会になりました。

私は本当に流浪の民で、幼馴染とかいないから(まったくではないけれど)何だか羨ましかったりもしました。

小学校も中学校も入学したところと卒業したところが違うからなー。

それでも、私の数少ない幼友達のS子が沖縄だけでなく、関西にも顔を出してくれて、本当にあなたはお酒のあるところには必ずいるいいお友達だわ。

お陰で人見知りの私は影を潜め、髪の色同様、頭の悪いトークを展開しまくってました。

あと、すっごい若い殿方に激しくセクハラしたり。

もう、何度も何度も。

一番聞かれた質問は、「何故こいつと結婚を?」というのが多かったのですが、何故でしょう。

その場は、思いつくままに望まれるような回答をしていたように思いますが、今考えるなら、何だろう。

「許容範囲が大きく、私にはない世界を持っていて、そして強く優しいから」でしょうかね。

強くも、優しくも、一般的なイメージの意味ではないのだけれど。

ここは私の友人が贈ってくれた言葉を引用する方がよさそう。

「まず、彼女より秀でたものを必ず持って下さい。彼女は仕事でも私生活でも、自分より優れた能力を持つ人を求めています。(中略)飯の炊き方でも、暗算のスピードでも何でも良いので彼女に負けないものを大事にしてください。逆にやってはいけない事は、『自分の価値を低く見せる事、謙遜する事です』泣き言も相談も彼女はしっかりと受け止めてくれますが、常に『堂々と』泣き言や相談をして下さい。そして彼女の泣き言も相談も『堂々と』受け止めて下さい。」

これは非常に的を射た言葉で、これらの事が現段階でクリアされており、今後もクリアされるだろうと考えられたから、私はこの人と結婚する事を決めたのだと思います。

自分の価値を(時折、落ち込んでいる時以外に)落として生きている人は好きになれないし、尊敬できません。

尊敬できない人とは一緒には暮らせないでしょう。だって、日常生活って気遣いあって過ごすものですから。

まぁ、これは私のケースでカップルの数だけ、生活は多様でしょうが。

そんなこんなで、様々な初対面の方々と話し、お酒を飲み、逆流性食道炎のくせにたらふく食べ、とても素敵な夜を過ごしました。

本当に楽しかったです。

気になるのは、もてていたというS子の事。

本当にもてていたのか?

もてていたよ、と耳打ちしてくれた人には悪いけど、酒の席では大抵モテルのですよ、S子は。

問題は、その後だよ、その後!と密やかに考えています。夫婦で。