_ 友引 2004-02-04
友引なので、中休みのような一日。
夜の為に、お風呂に入ったり、つまみを買ってみたりする。
10年以上ぶりに従兄弟が全員集まり、<孫の会>が結成される。
そして、飲んだくれる。
じーちゃんは、とっても酒飲みだったので、贅沢な見送られ方だと全員で語り合う。
始終、愛情のこもった悪口大会となる。
じーちゃんがはまっていたものは、マムシ酒(自分でマムシを捕まえてきて酒に漬けてある)、ノストラダムスの予言(熱心に語っていたが、特に何もなかったので、それ以来触れなくなる)、クエン酸(どっかで聞いてきて、自分で調べて、来る人来る人に無理矢理飲ませていた)といった感じ。
改めて、変わっている人だったと痛感する。
愛情表現が下手で、愛され方も下手で、本当に不器用な人だった。
知識でしか自分を見せることが出来ず、理屈っぽさが強調されていた。
従兄弟達との温度差を感じたけれど、それは認めなければいけない事実だ。
故人を悼んでないわけではない。
ただ、その強さに差はあることも意識した。
それもじーちゃんの残したものだ。
by ミズキ