また会えるという喜び 2004-03-13 - へびあし。


_ また会えるという喜び 2004-03-13

夜から、福岡の友達が上京しているとの事で、ちょっとお食事などをする。

二年ぶりだろうか?

顔は太っていたが、体は痩せていた。

そう伝えたら「セクハラ」と言われる。

ナゼ?

彼と一緒に活動していた頃の話をたくさんされて、恥ずかしいやら、ありがたいやら。

へー、当時の私をそう思っていたのね、と思うことを多く聞く。

よかったねぇ、当時の私。

えらかったねぇ、当時の私。

また、昔の私に助けられているような気がする。

今からもうんと頑張らなきゃと誓ったりしてみる。

同時に。

私はもう随分と遠くに来てしまったのだと痛感する。

あの時、私は自分からその枠組みから出て行くことを選択したのだけれど、本当にそれを実行している自分自身を見た感じ。

それは当時より頑張っているかいないかといった事ではなくて、ただ単純に「あの懐かしい、心騒ぐ場所」ではないところにいる自分を感じた。

それはとても切なく、後悔はどこにもないのだけれど、ただ二度と「戻れない」という、「戻るという選択肢がない」辛さかもしれない。

その代わり、私は新しい世界を見つけて、飛び込んでいる。

慣れない世界と慣れない人たちの中で、何かを作ろうとしている。

そういう事に対する不安もあるのかもしれない。

でも、私の人生はいつもそんなものだ。

まるで波に飲まれるようにして、物事が動いていく。

いつも何かに試されているのだと感じる。

「私」というものを何かに試されている。

その恐怖と不安と、感謝とを同居させて、私は生きている。

例え、一時の事であっても、私を慕ってくれたこども達、私が別れ際に「いい男になりなさい」「いい女になりなさい」といったあの子達にとって、私が「いい女」であれるよう生きている。

まだまだ努力は足りないけどね。