_ 例えば、手のこと、爪のこと。 2004-05-23
とりあえず洗濯をし、朝ご飯を作り(本日は焼きシャケとえのきの味噌汁)、また洗濯をし(溜まっている一週間分)、ちょっとウトウトし、起きて掃除をし、気がつけば昼過ぎになっていた。
がーん。
買い物に行き、家の中に必要なものを色々と買い足したり、とっても重要なエネルギー源であるビールを買ったりする。
今晩はプルコギの予定なので、牛を買い(「飼い」ではない)、デザートにカルシウム不足を解消する為にミルクプリンを食べようと牛の乳も買ってみる。
久々におやつ系を作るので、うまくいくだろーか。
不安。
帰宅する頃に雨が本降りとなり、濡れ鼠で帰り着く。
風邪ひくよー。
シャワーを浴びて、ちょっと瞑想をして、プルコギを作る。
手がにんにく臭くなる。
身体に良さそう。
手と言えば、以前、福岡で広告の担当者に手を見せてと言われ、「ミズキの手はきれいじゃない」と言われたことがある。
当然と言えば当然で、私には爪を塗るという習慣もなければ、爪を伸ばすという習慣もない。
昔からピアノを弾いていたせいでもあるし、以前は医療系な仕事をしていたせいでもあろう。
でもね、女性にそういう風に言うもんじゃないよ、と突然に思い出して呟いてみた。
爪まできれいにしている人はとても素敵だ。
生活に余裕がある感じがするし(あれは余裕がなければ出来まい)、女の色気を感じる。
でも同時に中途半端に手を入れられた爪のみすぼらしさもある。
昔読んだ小説で、ある人妻が言われるのだ。
「幸せじゃないの?うまくいってないの?」
「なぜ?」
「だって、爪が剥げているよ」
そんなところまで見られてしまうものだとぞっとした。
私はきれいな爪でいる自信が今もないので、爪を塗らない。
そう思いながら、じっと爪を見た。
そこはかとなく、にんにく臭い、自分の爪を。
夜食べたプルコギは、うまかった。
by ミズキ