_ 大阪入り。 2004-05-01
昼の便で、大阪に旅立つ。
二泊三日の大阪~京都の旅。
飛行機で移動したので、伊丹に着き、チェックインの後に空腹に耐え兼ねて千房に行く。
いや、これって大阪じゃなくても行けるし。
おいしいけどね。
真昼間からビールを飲み、かなり旅行気分。
大阪界隈をうろうろとし、懲りずにいつもと同じように本屋に行ったり、電気屋に行ったりして、過ごす。
なぜか、ビル内にある観覧車に乗る。
高い所は苦手だが、かなりの我慢をして、乗る。
大阪は、以前会議があってきた事があるけど、通っただけであとは会議室に閉じ込められていたので、あまり記憶にない。
初めて来たに等しいわけだけれど、感想としては「ごみごみしている」というところ?
東京も、もちろん「ごみごみしている」けど、大阪と東京の「ごみごみ」って違う気がするんだよね。
多分、街並みが分別されていないせいだろう。
あー、韓国に似てるかもしれない。道路の作り方とかが。
デパートと路地店が妙に仲良く並んでいる所とかに違和感を感じたり、「ごみごみさ」を感じてしまうのだと思う。
それは、ちっとも嫌な感じではなくて、「暮らしやすいように暮らすこと」が根底にある感じがして、そこにいる人達の生活が垣間見えて面白い。
その事が「旅人」である私に「暮らしやすいか」と言われれば疑問だけれど、私は「旅人」なので、その違和感を心地よく楽しむ。
ここにいた人の生活を思ったりして、歩く。
夜は人に会い、ちょっとだけ人見知りをしながら、お酒を飲んだ。
聞きたい事はたくさんあったのに、何一つとしてきかなかった。
なんか、目の前にあるものが全てだと突然に気付いてしまったので。
それで十分で、それ以上何を求めようというのだろうと、自分の愚かさに気付いてしまったので。
過去をいとおしく思う気持ちも大切にしたいと思っている。
それは人を構成する重要な要素だから。
でもそれにこだわりすぎて、これからを見失っては何もならないのだ。
とても当たり前の事だけれど。
あー、ちょっとは大人になったじゃない、私。
気まぐれに、行き当たりばったりで旅に出てしまったけれど、これは私にとって大事な旅だった。
直接関係なくても、ここで見たこと、考えたこと、忘れないようにしよう。
by ミズキ