_ 本当のこと 2005-01-14
「本当」って何でしょう?
毎日、色々なニュースが流れます。いい事、悪い事。
その真偽を疑った事はありますか?
Qちゃんとそんな話になりました。
丸呑みってすごく危険です。
大学時代、数多くの専門書を読んでいて学んだ事です。
多くのエライ先生たちが、長い月日をかけて研究してきた事ですら、人によって異なります。
でもそれは、先生たちそれぞれの「本当」なのです。
ちょっとだけ、違う角度で受け止めただけ。
ちょっとだけ、違う思想で受け止めただけ。
私の卒論は、膨大な量の説から、自分と同じ方向の意見を探し出すような作業でした。
そして、それは例え「選別されたもの」であるとはいえ、私にとっての「本当」なのです。
事が「現代」なら、事が「ニュース」なら、その捉え方は異なるでしょうか?
私はそうは考えていません。
「同じもの」でも、人によって異なった見方があります。
そして、そこで巻き起こる事に利益や思惑が絡みます。
そうしたら、多くのニュースが報道した人の視点や思想によって、偏っている事でしょう。
時に利益や思惑で「作られたもの」もあるでしょう。それを報道している人が自覚しているかしていないかの差はあれど。
でも、それらも全て、ある人たちには「本当」であるという事も事実だと私は考えています。
丸呑みはしません。
ただ残念ながら、私には堂々とコレコレは間違っていると言えるほどの知識も、また興味もない事も事実です。
私はもっと身近な自分の日常の方が大事なのです。
ただ色々見聞きすれば、丸呑みしていなくても「ラジオでこう言ってたよ」ぐらいの日常会話はするという事です。
私にとっては、それだけの事なのです。
決して、ラジオで言ってたから真実だよ、とか、TVで言ってたから真実だよ、という気持ちは持っていないのです。
そして、同時に「本当」というのも人によって違うと思っているという事です。
これに関しては、Qちゃんとうまく話が噛み合わないと感じます。
それについて、何でだろうなぁとは思うけど、それもきっと「見ているところ」が違うのでしょう。
そういう事もあると思えるので、幸せな事です。
私はとても口が悪く、弁が立ちます。
人によっては私と話すと否定されているように、責められているように感じる人もいるかもしれません。
でも、そんなつもりは毛頭なくて、基本的には誰の事も否定したり、責めたりしたくないのです。
だから、自分が「話をしている」という事実だけで具合が悪くなる事すらあります。
丸呑みは危険だけれど、毎日そう感じている私だから、好きな人たちが話す話題は受け入れたいのです。
だからこそ、毎日の私の話し相手である、ラジオの声を本当だとしておきたい気持ちがあるのかもしれません。
ただ、疑う事も信じる事も同じぐらい簡単で、同じぐらい難しいという事を忘れないようにしなければいけません。
「本当」ってなんだろうと考えていて、行き着いたのはそこでした。
献立
・肉まきアスパラ
・コーンコロッケ
・かぼちゃの煮物
・肉シュウマイ
・巻きトマト
・プチトマト
・紫蘇おにぎり
・おかかのおにぎり
by ミズキ