インフルエンザ 2005-01-20 - へびあし。


_ インフルエンザ 2005-01-20

Qちゃんの調子が相変わらず悪いので、再度私の通っている病院へ行く。

一箇所に色々な病院が入っていて、床は絨毯で、BGMはクラシックで、座り心地の良い椅子なんかがあって、国立マダムに受けそうな病院。

ただ、数ある東京の病院の中で、数少ないまともな説明と診察をしてくれる病院でもある。

そこで「インフルエンザ」であったことが発覚。

つーか、その診察結果をもらうまで、病院三軒目ですよ。本当にヤブばかりなのか?東京。

Qちゃんは、お世話になった方との飲み会とか、どうでもいい人たちとの飲み会とかキャンセルして、療養していたけど、風邪薬を飲んでいても直るわけはない。

「あ、よそでもらった薬は飲んでも意味がないから、また風邪ひいた時にでも飲んで」と言われて、ショボンとしていた。

しかし、インフルエンザなら確実に私にうつるのでは?

そんな状態でも、実は本日最終出勤日なので、這うようにして会社に行った。

せめて、たくさんの人にうつしてきてくれる事を願う。

夜は沖縄から面接で上京する後輩と会う事になっているが大丈夫だろうか。

ちなみにその後輩から、夕方電話が入り、「スーツ貸してくれる人いませんか?」との事。

「はぁ?」

なんでも面接を受ける為に上京するにも関わらず、スーツを忘れたらしい。

何を考えているんだね、君は。

とりあえず、新宿で遅くまで空いているスーツ屋をチェックし、新宿で買う事に。

本当に手間のかかる弟分だよ。

そんなこんなで、夜、新宿で合流。

彼は、沖縄で結婚式後の飲み会の幹事をしてくれる事になっているので、Qちゃんも一緒に食事をするはずだったが、病重く、家に先に帰る。

私だけ、スーツを買うのに付き合い、その後とり鉄で飲む。

今回の結婚に際して、参列していただけない友人たちからコメントが欲しいと年末にカードを送った。

弟分の彼とその話になり、思わず本音が。

勝手ながら、〆切を切らせていただいたのだが、その日に着くように速達で送ってくれる人がいたり、カード以外に簡単なメッセージを入れてくれる人もいた。

また、本当にお世話になっている友人夫婦は、「お祝いの気持ちはちゃんとあるのに、カードがきちんと届かないとお祝いの気持ちが伝わらないと思って」と携帯にメールがあった。

私たちはお祝いしてもらう側で、しかも勝手に沖縄で挙式し、勝手に平日を選んだ。その上、勝手にカードを送りつけたのだと思っている。

私にQちゃんが言った事は「カードを催促しないでおこう」という事だった。

ただ素直に、送った人たちの気持ちを受け取ればいいという事だ。返信があろうとなかろうと。

悲しいと感じる事もいくつかあったけど、今はそう思っている。

結婚式を挙げることに最初に多くの戸惑いがあったけど、こういった事があって、本当に結婚式をするようになって良かったと思ってる。

お祝いの気持ちの示し方を私は今回教わった。

伝えるという事の難しさとか、嬉しさとか、逆に些細な事から伝わる気持ちを感じようとする事の大事さとかを学んだ。

そんな話を彼にした。

そして、負担になって悪いが、結婚式の日の飲み会はただの飲み会ではあるが、私たちにとっては大事な結婚式の延長線にあり、思い出に残るものになると思うので、宜しく頼む、と言い添えた。

私のわがままや強引さは付き合いの長さでよく知っている彼が、力強く「任せてください」と言ってくれたので、本当に嬉しかった。

沖縄の挙式を喜んでくれた人でもあるし(うっかりしていたが、式場が彼の出身の村内なのだ)、一番に参列の名乗りを上げてくれた人でもあった。

こうして、大事な人たちに喜んでもらっている事も、何があっても忘れないようにしよう。

そう思う。

弟分、面接頑張れ!