_ 「新しい」しかない世界 2002-12-29
国外逃亡をする。
高校の修学旅行以来。
知らない国、知らない人、知らない街並み、知らない言葉。
「新しい」が私に詰め寄ってきて、乗り物酔いのような気分。
残念ながら、チャレンジするような思想に頭を切り替えることが出来ない。
自分で自分がもどかしい。
でも、この「知らない」状況に甘えたくて仕方がない。
何も知らない顔をして、何も考えなくて、ただただ無差別に自分のアンテナを張り巡らせて、何を拾い上げてみたいのか、それをじっくり探りたい。
何も知らないところだからこそ、自分の好奇心を十二分にくすぐってくれるものは、この国の何なのか、感じるまでは阿呆のようにしていたい。
お茶を飲んでいてもウトウトしてしまうほど、疲れてしまう。
頭の中を様々なものが、何の思惑も計算もなく、次から次に私の中にダイレクトに入ってくるので、とても疲れてしまった。
まだ、何も掴めない。
もどかしい。
by ミズキ