_ ここにある自分 2002-12-28
仕事納め。
さっさと帰らせて欲しいのに、ウダウダと反省とか抱負とか言わされる。
何を言わせたって、本音が言えるわけじゃないから、時間の無駄だと思うんだけれど、そういうのが分からない方々というのはいらっしゃる。
帰りに、昔の仕事の知り合いと同じ電車になる。
今でもお付き合いはあるのだけれど、会うのが久しぶりだったので、とても嬉しい。
新入社員の頃、威張って講習会などを行ったものだ。
「お前は生意気な新入社員だった」と言われる。
それも今だから言えることで、実は当時は新入社員であったことを詐称していたのだった。
あたかも経験豊富なフリをして、それでも嘘や曖昧なことは言わぬようにして、色々話すのは非常に大変だったことを思い出す。
こうして今も話せる関係があることをとても幸せに思う。
あの頃の私に感謝しなくては。
最近は昔の自分に助けられてばかりだ。
今はあの頃のようにがむしゃらにはやれないけれども、それでも今の自分がいつか、将来の自分を助けたり、励ましたりするのだと信じている。
今の私は、それはそれで認めて生きていかないと、これからの自分を殺してしまう。
無知に抱かれた「若さ」はもうないけれど、だからと言って「がむしゃらになれない自分」を否定するのは馬鹿げている。
とにかく今は模索しているのだ。
by ミズキ