テレビ 2001-09-28 - へびあし。


_ テレビ 2001-09-28

『うちには、テレビがない。』

こういうと、必ず大半の人が「嘘?!」と言い、「テレビぐらい買いなさいよ」と言う。

また「でも、一人暮らしよね?」と言う。

そのどちらかだ。

ちなみにテレビを買えないほど、貧乏をしているわけではない(笑)

実は、一人暮らしを始めた当初は、ここにもテレビはあったのだ。

(それを見たことのある人は少ないが)

置いてから、一ヶ月間でスイッチを入れていた時間は、片手で数えられる。

要するに、テレビを必要としない人なのだ、私は。

もちろん、嫌いではない。

特に「火曜サスペンス劇場」とか、たまらなく好きだ。

でも連続ドラマは、見れない。

見れないような不規則な生活をしていて、そんなものが見れる時間に帰宅できなかったのも、その理由の一つだが、決まった時間にテレビの前にいるということが苦手なのだ。

どうしても、テレビに生活の主導権を握られているような気になって、なんか、気分が落ち着かない。

そうして、あってもつけない生活をしてしまうので、スペースがもったいないので、実家に返してしまった。

「音楽をきいているのね?」とも、よく言われるが、そうでもない。

実際、今日も帰ってから、ずっと私とハムの生活音しかしていない。

「寂しくない?」って聞かれるけど、車の音もするし、今の季節は虫の声も聞こえる。

ハムの動く音も聞こえて、ハムが何をしているかがわかる。

『無音』というのは、ありえない。

私は、そういう音を聞くともなしに聞くのが好きなのだ。

でも、基本的には私は小学生の頃から、『ラジオっ子』であった。

ラジオから流れるDJの声でその人の姿を想像してみたり、会ったこともない人の相談事に耳を傾けたりするのが好きだった。

本を開けば、会ったことのない人に、いつでも会うことが出来るけれど、ラジオは知らない人に「一度」しか会えない。

DJはいつも同じ人でも読まれるはがき(当時はこれだけだった。今はFAXとかメールとかあるけど)は、その「一度」だけだ。

そう思うと、いつも楽しかった。

そして、今もラジオを聞くのがとても楽しい。

職業柄、情報の入手が遅くなるのは困るので、新聞を朝買って、夜はネットで速報を見る、という生活です。

それでも、何の不自由もありません。

テレビが悪いなんていわないけど、テレビ漬けの方、たまにはぜひ「秋の虫の音」を楽しんでみてください、と言いたいものです。

「雨音」も時には、なかなかいいBGMになるものですよ。

それから、テレビを必要としない人にも「市民権」を(爆)

まるっきり、「珍獣」扱い。

ですので、上記のような話はしません。

長くなるし、「テレビ嫌い」と言う方が、信用される。

難儀な世の中です。

とほほ。