_ トラウマ 2002-09-04
確か映画にもなったと思うんですけど、うめづかずお(字が分からん)の作品に「漂流教室」というのがありました。
私はそれを多感な中学校一年生の夏休みに小説で読みました。
読み始めた時に「しまった」と思ったけれど、時すでに遅し。
読み始めたら最後、ちゃんと読み終わって何らかのハッピーエンドを迎えてもらわなくては・・・・と思いながら読み進みました。
(当時、私はかわいらしい少女だったので、物語は全てハッピーエンドを迎えるのだと、微塵も疑っていなかったので)
そうして、その日のうちに何とか読み終えました。
実はどんな結末だったのか、自分がそれに納得できたのか覚えていません。
「恐い」という記憶が強すぎて、未だにその本を手に取ることは出来ません。
その晩は、やっぱりその夢を見ました。
おそらく、三日間ほどうなされたような気がします。
そうして、それ以来、私は何らかの食べ物をカバンに入れて持ち歩くようになりました。
会社の先輩に「何でお前は、いつもカバンに食べ物が入っているのか」と聞かれたので、以上のように説明したところ、納得していただきました。
先輩が「漂流教室」を知っててよかったです。
ちなみに、これは本当の話。
by ミズキ