_ 友と共に夕食 2005-06-05
S子が来た。夕飯を食べに。
あれ、違う?夕飯食べに来たんじゃないの?
私の予測よりもずっと早く来たので、ご飯を作っている間はQちゃんと話をしていてもらう。
Qちゃんの仕事の話から無難に始まって、段々とマニアな話へ。
すっかり集めてしまったゴルゴのフィギアについて一つ一つ説明したり、スタートレックの登場人物について語ったり。
付き合っているS子もおかしいよ。どうしてついていけるんだ、そんな話題。
そんなこんなの間に、ご飯が出来る。
献立はマーボー丼と味噌汁とおからの煮付け。
何故、おからかと言うと、おからを取ると甘いものを食べてもいいというよく分からない理屈をS子がこねて、おからを食べさせろと言われた為。
おやつにS子が持ってきてくれたロールケーキ。うまい。
そして、酒を飲む。発泡酒でもない酒。第三の雑酒。あと、作り置きの梅酒。
本当によく飲むよ、この人は。
S子に「Qちゃんってばさ、会社でうちにはTVはなく、いつも妻と会話しているって言ってるらしいよ、アピールしすぎだよね」と言ったら、
「間違ってないよ、だってQさんにとってはPCが<妻>で、あんたは<奥さん>なんだよ」と言われてしまった。
がーん。そうだったのか。知らなかったよ。
そんな話題の彼はその間も<妻との会話>に勤しんでいる訳ですが。
別にQちゃんがPCに張り付きでも、そんなにムーっとは来ないけどさ。
飲みに行くのと違って、目の届くところにいてくれる訳だから。でも、たまにちょっと妬ける。
あとは、取り留めのない話題。
S子の愛についてとか。いや、愛になっていないのだ。
それを愛にするにはどうしたらいいか、とかさ。でもこういう話を出来るって事は、本気ではないんだろうけど。
どうかな。がむしゃらだけが愛でもないから、わからないが、でも熱くなっていないことは分かる。
もういっその事、S子の妹が恋の達人なので、妹を代打にしてメールのやり取りとかさせてみたらどうだ、とか、たきつけるロクでもない夫婦。
何にしても、幸せになって欲しい。
S子を送った帰り、Qちゃんに「S子は結婚したいという気持ちがあって、結婚できるかどうか不安に思ったりするんだね」というと「本当に結婚したいという気持ちがあるなら、結婚できるから心配しなくていい」と自信満々に言われた。ご神託みたいに。
でも、なんだかとてもありがたい気持ちになった。そうなのか、と安心した。
あと、結婚もしたくないのに、結婚が正解だとか思ったりするのもおかしい、結婚しないという選択もきちんとあるのだから、と言っていた。そうなのだ。
では、お前らはどうなのだ、と言われれば、私は結婚したいと思ったのだ。この人と。
それだけの事。結婚は素敵だけれど、結婚しないという選択をする友人がいたとするなら、それはそれで素敵だと思えるといいなと思った。そういう意味で、Qちゃんのコメントは大事な事だと思った。
by ミズキ