_ いいこと? 2009-06-09
村上春樹ではないけれど、恋人がDM会社か、郵便局にでも勤めていれば、味気ないDMもまるでラブレターのように感じるのかもしれませんが、そんな事実もないので、単にゴミになります。
多いのは、子供向けの英会話やら、こどもチャレンジやら。
子どもにとっていいものって何だろう。
そういうものを見ていると思います。
オットは、義母がちょっとした英才教育だったようで(習い事はそうでもないけど、与えるおもちゃがね)おもちゃは悪いと認識している節があります。
義母は、まだ三歳にもならない娘に地球儀を送ってくるぐらいだしね。
私はといえば、自分自身がキキとララが好きで、グッズもいっぱい持ってて、シルバニアもリカちゃんもバービーちゃんも好きで、弟がいたからテレビゲームもしてたし、超合金でも遊んだもので、おもちゃが悪いなんてちっとも思っていないし、価格さえ折り合えば与えてもいいんじゃないかと思うわけです。
おもちゃに限らず、英会話は必要か?とか。
英語に関して言えば、自分が大嫌いで、手話を学んでいる時に「私は語学に向いていない」と確信したので、無理して与えたくないなぁと言うのが本音。
ただ、同じ苦労もさせたくないけど。
あと、最近思ったのは、TV。
前の会社で一緒だった人がブログを書いているのですがあまり見に行ってませんでした。
(だって、オレの子天才!って書いてあるだけだし、その人自身もあまり好きではないので)
ただ、先日フラッと見に行ったら、TVの記述で考えさせられたのです。
私とオットは、あまりTVが好きではなかったので、実は我が家では結婚当初、TVはつないでいませんでした。
(私はTVに時間をとられるのが嫌で、オットはTVが好きなので見とれるという理由)
しかし、娘が産まれて、一人で真夜中に奮闘している時に感じる孤独感に耐えられず、TVを繋ぎました。ただ、ほとんど娘に見せることはありませんでした。
見せるようになったのは、一歳を過ぎてからぐらいでしょうか。
それからは、「見せすぎない」を基本にして、見せています。
でも、前述の彼は「一切見せない」を方針として、三歳を過ぎた我が子にTVを見せないで育てているようでした。
ただ、その事によってもたらされるのはいいことばかりではないわけです。保育園に通う息子さんが、いわゆる「TV会話についていけない。TVごっこに入れない」事態になっているとの事。でもこれは、彼の年齢が三歳を半年ほど過ぎたから自覚された事であって、実はもっと前からあったのではないかと私は勝手に思っています。
同じ歳の甥っ子がやはり、二歳を過ぎた頃からTVごっこが増えてきて、手に取るおもちゃも遊び方もグッと変わってきたからです。
そこで、彼は息子さんにTVを見せる事にしたようでした。
しかし、初めて見るTVです。夢中になり、夢中になりすぎ、CMさえも気が抜けず、ついに30分も見る事が出来なかったようです。
彼はそれで、「TVを買うのはまだ先でいいようだ」と結論付けていました。
それでいいのだろうか?と私は思うわけです。
TVがいいことばかりとは言いません。でも、悪いことばかりとも言えないと思うのです。
娘は、物の名前や童謡の多くをTVで学びました。色も。
だから、悪いとは言えません。
そう考え始めると、一体何がいいことでしょう。
一体何が悪いことでしょう。
与えるもので、娘の何か(知能?性格?)が決定付けられるなら、慎重にしたいとは思います。しかし、同時にそうもいえないほど、世の中には物が、情報が、氾濫しています。
諦めないけれど、でも、親に出来ることなんてわずかな事のような気もします。
立ち止まらないと考えられない毎日。仕事のように成果も見えない中で、私はどうしたらいいのかと何だか動けない気持ちになりました。
ただ、親として出来る事はわからないけど、私に出来る事はあります。
あると思います。たぶん。
そう思いながら、何が出来るかわからないので、手始めに娘のために本棚を作ってやることにしました。彼女がもう少し大きくなってから読んで欲しい。
私に影響を与えた本を少しずつ、また買い揃えていこうと思っています。
人と本。これがなければ、今の私はいないので。
by ミズキ