高校生が五、六人座り込んで、マックを食べていた。
すごく、普通に。
駅のホームで。
駅のホームですよ?
人が乗り降りする場所ですよ?
花見の会場でもなければ、誰でも利用できる公園でもない。
ごくごく普通の駅の、ごくごく普通のホームで。
しかも。
ごくごく普通そうな高校生が。
最近の若い方々の常識や良識ってどうなってるんでしょうねぇ。
何だか、情けない気持ちになりました。
でも、こんなこともありました。
私の唯一の情報源「ラジオ」から、流れてくるメッセージ。
「妊娠八ヶ月の主婦です。
お腹の中の子どもに病気があり、生まれてきてすぐに手術をしなければならないそうです。
手術をすれば、問題はないとのこと。
しっかりしなければと思うのですが、気持ちが晴れません」
これに対し、多くのメッセージが寄せられました。
つい最近、流産されたという方。
自分の子どもも同じ状態だったという方。
自分自身が同じ状態だったという方。
それ以外の、様々なリスナーの方々。
DJは私のご贔屓の女性で、普段は毒舌トークなんですけど、寄せられた励ましのメッセージを読まれながら、声を詰まらせていらっしゃいました。
ラジオの身近さを感じつつ、私も胸が詰まる思いで、その彼女とお腹の中のお子さんにエールを送りたい気持ちで一杯になりました。
中には、こんなメッセージがありました。
「私は産婦人科の医師です。
赤ちゃんは皆さんが思っていらっしゃる以上に、強く逞しいものです。
生きようという力に溢れています。
生まれてすぐ手術というのは大変かも知れませんが、病気が分からない状態で生まれてくるより、分かっていて万全の状態で迎え入れられる事は幸運だと思うべきです。
お母さんは、医師を信じ、赤ちゃんの生命力を信じて、出産までの時間をゆっくりと満ち足りた気分で過ごし、赤ちゃんを迎え入れる準備をしてください。
秋には、赤ちゃんの世話に手を焼く、幸せな日々を送っていることになると思います。
大丈夫ですよ。」
おそらく、このメッセージに勇気付けられたのは、メッセージを送られた方だけではなかったと思います。
負けないで。
頑張って欲しいと心から祈り、願っています。