へびあし。

サイト名通り、「蛇足」な日々を書き綴ります。
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_ 反省する。 2005-04-25

反省をする月曜日。

制限はあるものの、わりと自由に勝手気ままに食材を買い、乏しい知識と怪しい腕で料理をしているのだが、ここにきてその事をすこぶる反省する。

もっと計画的に!

もっと発展的に!

もっと深く!

料理をせねばと思うのですよ。

一旦深く沈んでしまったので、どんな事にも面倒さを感じたりするのもあって。

でも考えてみて。

社会に貢献はしていないけれど、私は本当に大事な作業を任されているのです。

私たちの体は食べ物で出来ているのだから、それを作っていると言うのは本当に大事な作業。

これを鬱欝やったり、嫌々やったりするのならば、毎日外食した方がマシかもしれません。

だって、そんな気分で作られた料理、悪い気しか入ってないよ、きっと。

幸い、作り出すまで鬱欝したりする事はあるけれど、嫌々作ったりする事は全くといっていいほどないので、その分だけはマシだけれど。

しかし、それではいかん!と思うわけです。

そうやって、モチベーションをせっせと上げて、反省して、献立を作ってみました。く、苦痛だ、この作業。

大体において、レパートリーなんてたかが知れているし、第一何事においても「計画を立てる」という事が全くといっていいほど出来ない私が、一週間の献立?

槍が降るよ。

四苦八苦し、三時間ぐらいかけて(色々考えたり、途中で飽きたりしながら)木曜日までの献立でダウン。

無理です、これ以上のことは出来ないっス。

でも、苦しんだお陰で今週は割りと楽に過ごせます。作るのは好きだけど、考えるのが苦手な私はいつもこの献立が苦痛だから。

出来るだけ旬のものを取り入れて。出来るだけ今まで作った事のない方向性の料理を。

今週は頑張りたいと思います。

4/25お弁当

_ 希望 2005-04-23

久しぶりに予定のない土曜日。

でもいつものように、Qちゃんは家で仕事。

ただ、必要な資料が届かないので、それが届くまで、近所をお散歩しました。

歩きながら、この先、ずっと先、どんな所に住みたいか、という事を話しました。

一つだけ決めていることがあって、それは今も二人の希望として変わらないんだけれど、それ以外の細かい事はこうして時折夢物語のようにして話をします。

どこであろうとこうだといいなと思っていることがあります。

「無理をせず、誰の期待も背負わず、自然を感じながら、ただ生かされている事に感謝しながら死を待つ事。」

そう言ったら、Qちゃんが手をぎゅっと握ってくれました。

こういう時に、この人と結婚してよかったと思います。

他人同士が共有できる事は本当に少ないけれど、それを想像し、察したり労わったり愛しんだりする事は出来る。

そう信じる事が出来るので。

_ 一ヵ月後 2005-04-20

朝のラジオで、「今日で地震から一ヶ月です」とその内容を振り返っていたその瞬間に。

ラジオで「・・・・揺れています、今・・・」というのを聞いたと同時に、揺れを感じました。

今までで一番大きな揺れ。

お弁当を作っていて、火はつきっぱなしだったのに、一番に思ったことは、Qちゃんは?って事でした。

まだ寝室にいて、寝室にある大きなタンスが心配だったから。

幸い、揺れは長く続かず、火も問題なかったんだけれど。

頭で分かっていても、いざという時に対応できるかどうかという事はこういう事だな、と思いました。

私は専業主婦だし、家を任されている以上、何かの時は家を守らなくてはいけないんだから、こういう事はとても大事。

今までも気をつけていたけれど、どんなに短い時間でも火から離れる時は、火を止める。ガスの元栓は頻繁に締める。気をつけています。

朝は、その後も何度か揺れたけど、特に大きな被害はなし。

JRが完全に止まってしまったので、Qちゃんを会社まで送り、家に着いた途端、涙が出てきました。

何が、というわけではないけれど、とても大きなものに飲み込まれるような恐怖感や不安、そういうものがこみ上げてきて、怖いという一言では言い表せない何かを感じて泣けてきました。

でもここには私一人ではない。

大切な人たちがたくさん住んでいて、みんなが同じ不安を抱えていると思えば、少しだけ元気になれました。

心配のメールをくれた人たち、ありがとうございました。

怖いな、とは思うけど、避けることは出来ないから、どうしたら身を守れるか、大切な人を守れるか、それをしっかりと考えたいと思います。

4/20お弁当

_ 作り出すもの 2005-04-19

4/19お弁当

今日は、会社の人たちとお弁当を一緒に食べたそうです。

お弁当、褒めてもらったそうです。よかった。

今日は「ハッシュドビーフ」だったので、「市販のデミグラスソースなんて使わなかったって言ってくれた?」と私のこのお弁当の中での唯一の自慢を確認してみると「そこまで言うと引かれそうだったから」ですって?

え?じゃあ、何が良かったの?

それ言わなきゃ、普通のお弁当なんだけど。

駄目なんでしょうかね、そこまで手作りって。引いちゃう?それとも「あー、専業で暇なんだ」と思う?

私は料理上手な人って本当に尊敬してて、そうなりたいな、と日々努力しているので、そこで引かれると困る。

毎日、何でも可能な限り手作りするって事じゃなくて、「知ってる・やってみた事ある」って素敵な事だと思うんだけどな。

何かを作るのって、好きです。自分がいる意味がそこにある気がして。

制限のないことが出来たら一番楽しいとは思うけど、制限のある中でどれだけのものが出来るかって考えて、毎日台所に立ちます。

他に私が生み出しているものは何もないから、余計にそう思うのだと思う。

掃除や洗濯は(わりと実は好きなんだけれど)、あくまでも「維持活動」でしかない。

やりすぎる事はほとんどなくて、やりすぎてもわからない作業ばかり。報われない事はないけれど(部屋が不潔だと病気になる確率も上がるわけだし、心も荒むと信じている)、でも目に見える成果って本当に少ない。ピッカピカになった部屋にいるのは幸せだけど、Qちゃんはあまりそうでもないみたいだし。

そうなると、私が生み出すものって、作るものって、料理だけになる。あとお菓子。

驚いてもらったり、喜んでもらったりするといいなと毎日思う。

でも、実際は「わー」って喜んでもらえることは本当に少ないです。私の努力が足りないのでしょうなぁ。

ついでと言っては何ですが、今晩はクラシックチョコケーキも作りました。

これには、「わー」って反応。気持ちとしては、ちょっと複雑です。

お菓子は誰だって作れるって思うから。ぐっすん。