へびあし。

サイト名通り、「蛇足」な日々を書き綴ります。
まぁ、ボチボチ、まったりと。
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_ おいしいもの。 2005-02-01

東京を離れる時にS嬢にいただいたクラブハリエのバームクーヘンを食べる。

私の甘い物嫌いは身内で有名だが、これだけは別!!

ほんっとうに、おいしいのです!

すっごい柔らかい生地と甘すぎない優しいコーティング。

おいしい~><

お部屋が片付くまで食べないぞ!と決めて、部屋の片づけをしましたよ。

そして、やっと今日食べれましたー

幸せですっ

これは、この先何かある時には誰かに差し上げたい一品です。

_ 同居人 2005-01-31

朝からエアコン取り付けの人が来てエアコンを付けて行った、やっとヌクヌク生活が送れるようになる。

あー、幸せ。

午後から、区役所に行き、転入届を行う。

ただ、まだ籍は入っていないので、そういう場合はどうなるのだろうと思っていたら、そういう場合は「同居人」となるらしい。

知らんかった。

でも私の国保の請求は、世帯主であるQちゃん宛にくるらしく、今までは気楽に「踏み倒せ!逃げきろ!」と煽っていたくせに、急にトホホとなっていた。これで、踏み倒したらQちゃんの責任となる。

うーむ。苦しゅうないぞ。

働き始めて、ずっと「世帯主」だったので、この感覚は新鮮だ。

扶養されてるって感じがしていい。

昔は、何でも「男性に負けるな!」と思っていたが、この歳になるとそんな気持ちも消えうせ、むしろ「付属」って感じも悪くないなどと思ったりする。

時間は人間を変えるものですな。

そういう感覚を以前は堕落と言って、非難したものであったが。

その後は、近所を散策。

何だか、町全体が寂れている感じがしてどんよりした気分になるが、住めば都だと思うことにしよう。

必要なものを買い足し、帰宅。

いいよ、エアコンがある生活。

寒くないもん。

でも寝室にしか付けなかったので、DKで過ごす時はダウンジャケットを着用。

それでは、外と同じでは?

これについては、今後検討の余地あり。

まぁ、とにかく、これで区民になった。

あとは、式を待つだけか。

_ 別行動 2005-01-30

今日は昼過ぎからQちゃんを置いて、美容室へ。

何と言うか、遠いですよ、天神。

だって、交通費片道1200円って、一体どこまでいくつもりですか、私。

東京に比べると車が生活の中心である福岡はやっぱりJRが高い。

本当に高い。

その代わり、すごく空いているので、どっちがいいとは言えないが。

実際、私も前はずっと車生活だったので、その事を気にした事はなかったのだけれど、これは車を持たないと本当に生活が難しいな、と頭の片隅で考える。

天神に行って、寄り道する事もなく、真っ直ぐに美容室へ。

友人のダンナにお任せでカットをしてもらう。

これで結婚式までの準備はバンタンだ。

ネイルは、友人にしてもらう事になっている。

目標にしたい夫婦に、準備をしてもらって、結婚式に望めるとは何と幸せな事だろう。

終ってから、Qちゃんが探しているという本を見に、紀伊国屋へ。

だが残念ながら、見当たらない。

あーあ、と思いながら、特急に乗り、家まで帰る。

久しぶりにQちゃんと別行動をした。

有休が始まればずっと一緒にいるので、それが気になるかと思っていたが、実際にはその事はさして気にならなかった。

ただ、たった半日だけれど離れていて、顔を見るとやっぱり「ただいま」ってなる。

その事に突然に気付いて、「帰る所がある幸せ」を胸いっぱいに吸い込んだ。

こういった事を忘れなければ、きっと私は概ね幸福に暮らしていけるだろうと思う。

_ 新居。 2005-01-27

昨日は実家に泊まって、朝から新居へ。

つーか、福岡寒いんですけど?

10時ぐらいから、引越屋のお兄ちゃんたち登場。

どんどこどんどこ運び込まれるが、寒さに激弱なQちゃんと私はハロゲンヒーターの前から離れられない。

しかもこのハロゲンヒーターは、首が折れていて、常にショボンとしている。

その前に縮こまっている私たちの惨めなことといったら!

でも、寒すぎて離れられない。

Qちゃんの嫁入りタンスが入り口で引っかかったり、ベッドの業者とバッティングしたりといった、小さなハプニングはあったが、とりあえず約2時間ほどで無事に積込み終了。

この時点で、照明器具が足りない事とか、明らかに暖房器具が足りない事とか、カーテンが足りない事とか、様々な問題が発生。

カーテンは、ネットが繋がったらネットで発注するとして、照明器具は?この文明時代に、どうしてこうも薄暗い部屋で過ごす事になっているの?

あと、エアコンが届く31日まで、私たちは凍死せずに過ごせるのか?などなんだかサバイバルな感じ。

それでも出来る限りで荷解きを始める。

詰込みと違って、夜にはなんだがメドが見えてきた。

しかし、寒い。

寒い寒いと言っていたら、翌日は雪との事。

Qちゃんが「本当は九州ではなく、仙台に引っ越していた、とか?」と呟いたのが印象的な新居一日目であった。

_ 引越! 2005-01-26

朝8時から業者の人が来る。

二人でやってかかっても一時間半ですよ、と言われていたが、到底終らないと思ったらしく、気がつけば途中から人がひとり増えて三人になっていた。

ポケットから出てきたのかと思うぐらい、突然に。

それでも、運んでも運んでも終らず(私たちのせいではない。見積りに来たやつが悪いのだ)、何と完了する頃には、二時間強かかっていた。

お兄ちゃんたち、舌打ちしそうな勢いであった。

でも重ねて言うが、憎むなら見積りに来た自社社員を憎んでくれ。

そう思いながら、お兄ちゃんと荷物を見送る。

3トントラックに何の隙間もないほどの荷物が詰め込まれていた。圧巻。

詰め込み方がプロだなぁと妙に感心する。

寒々しくなった部屋を片付け、終わり。

これで東京とはお別れだ。

楽しい事ばかりではなかったけれど、いい時間を過ごさせてもらった。

東京、というものを経験できた事は、私の今後の人生の中で何らかの糧になるだろうと思う。

また、Qちゃんとの生活はここでスタートした。

そういう意味では忘れられない土地になるだろう。

特に無職になってからの、生活拠点が国立であった事は本当に恵まれていたと思う。

駅からは遠かったけど、住宅地だし、自然もあった。

天気のいい日は、富士山を見る事だって出来た。初めて富士山を見た日の興奮は忘れないだろうと思う。

行って見たい所はまだたくさんあったけど、別にそれはこれから行けない所ではない。

そう思うと、本当に行きたかったところなんて、そうなかったのだと思う。

東京で一番良かった事は、美術展に気軽に行けたこと。

Qちゃんとも何度か一緒に上野へ足を運んだ。どれも印象的であった。

そういう事はどれだけ時が経っても忘れない部類の事だ。心配しなくてもいい。

心残りは、仕事を奪われた事。

これはただの未練だが、もっと出来た事があったのではないかと思ったりする。

なんにせよ、これでお別れ。

空港にはS嬢が私たちが大ファンのお菓子を持って見送りに来てくれた。

本当に最後まで、お世話になった人だ。

でもお別れは悲しくなかった。

私はこの人のことがとっても好きなので、きっとまた会えると思えるからだ。

嫌いな人にはどんな事情があろうとも中々会えないものだが、本当に好きで会いたいと思う人には、絶対に会えるのだと信じている。

その証拠に、同じくお世話になった仙台のSさんには仕事を辞めてしかも仙台-東京と離れているのに、すでに一度会えたし、また沖縄でも会える。

同じように、きっとS嬢とも会えると思っているので、寂しくはない。

ただ、おこがましいけど、二人で無職の辛さを励ましあってきたので、そういう意味でちょっと心配だ。

でもそれは私も同じで、次に会う時に胸を張って会えるように頑張るしかないと思っている。

次に来る時は、私は旅人だ。

その時を楽しみに、福岡へ飛ぶ。